バーニー・エクレストンがBMWは近い将来F1に復帰するだろうと語ったが、BMWはそれを否定した。
F1のエンジンレギュレーションは2014年に大きく変わり、1.6リッターV6ターボエンジンが使用される。ホンダはマクラーレンと契約を結び、2015年から複数年にわたりエンジンとエネルギー・リカバリー・システムを供給することを発表した。
ホンダのF1復帰の発表を受け、エクレストンはBMWも近い将来F1に戻ってくるだろうと発言した。
「BMWが戻ってこなかったら驚く」とエクレストンはCity A.M.紙に対してコメントした。
「彼らは参戦すると思う。ビッグプロジェクトにおいて彼らが使った金額はそれほど大きなものではなかった。彼らが復帰することは理にかなっている」
しかしBMWのモータースポーツ責任者であるイエンス・ マルカルトは今週月曜、同社はDTMとスポーツカーの活動に集中していると語った。
BMWは2000年から2009年末までF1に参戦、世界的な金融危機の影響でF1から撤退した。
「バーニーが誰と話をしたのか知らないが、我々は今のプログラム、特にDTMでうまくやっている」とマルカルトはコメントした。
「ノルドシュライフェでのGTスポーツカーやALMS、カスタマースポーツプログラムにおいても素晴らしい結果を出している」
「他のカテゴリーに目を向けるつもりは全くない。F1から撤退することを我々は意識的に決断したのだ」
「我々は、カスタマーがBMWに対して抱く認識に順応している。このコンセプトを変える理由はない。今の活動は非常にうまくいっているのだ」
「常に何かを始めるいいタイミングというものはある。たとえば我々はDTMに新レギュレーションが導入されるにあたり、正しいタイミングを選んで同シリーズに参戦した」
「F1に新しいレギュレーションが導入され、それがホンダの状況に合っていた。しかし我々はこれに対して大きな反応はしなかった」