フジテレビに代わり、今年からF1の無料放送を行うBSフジが、2012年の放送形態および開幕2戦の放送スケジュールを明らかにした。
今年、フジテレビはこれまで25年にわたって続けてきたF1の地上波放送を終了し、BS放送への移行を決定。それまでの無料放送は、新たにBSフジが引き継ぐことになった。
一方で、CS放送のフジテレビNEXTでは、これまで通り全セッションの完全生中継が行われることになっており、今年から日本のF1放送はBS/CSという新たな放送形態に生まれ変わることになる。
最も気になるBSフジの放送形態だが、同社広報によれば、基本的には全戦録画放送(変更の場合あり)で、CS放送の内容を放送時間を調整してオンエアするという。
基本的な放送時間は予選が60分、決勝は1時間50分を予定。放送開始時刻については、レース当日ながら、時差などの関係もあって“グランプリ毎に変わる”とのことだ。
現時点の開幕2戦の放送スケジュールは、以下の表の通り。第1戦オーストラリアGPの予選は変更の可能性があるとされているが、いずれも昨年の地上波より早い時間帯での放送が予定されている。
これらの情報を総合すれば、BS視聴が可能な世帯にとっては、予選放送枠の拡大や昨年よりも早い時間帯での視聴など魅力的な面がみえてくる。しかし一方では、地上波で見られた可夢偉のインタビューといったオリジナル性は若干失われることになるのかもしれない。
なお、3月1日(木)発売の雑誌「オートスポーツ」および「F1速報」では、これらの情報に加えて、BS視聴の方法や費用についての詳しい紹介があるので、新たにBSを視聴したい読者はぜひ参考にしてほしい。