ホッケンハイムで行われたDTM最終戦で、2012年に18年ぶりにDTMに復帰するBMWの2012年マシン、BMW M3 DTMと来季から登場するメルセデスベンツCクラスクーペ、アウディA5 DTMの3台によるデモランが行われた。
21日には関係者向けに、土曜日はマンハイム市内で、そして日曜日の午前中はパドックに設置されたBMWモータースポーツのテント内で展示されたBMW M3 DTM。これまでのカーボン地とは異なり、ホワイトのベースに、伝統のMモデルのカラーであるブルー、ネイビー、レッドのラインが施されたカラーリングが施された。
ファン向けに実車が一般公開されるのは初めてとあって、その姿を一目見ようと数多くのファンや報道陣がパドックに詰めかけ、通常歩行さえ困難な程に混雑したほどのパドック内となった。
今回の最終戦では、グリッドウォーク中に各3メーカーのモータースポーツ代表とマシンの記念撮影やインタビューが行われた。また、レースのフォーメーションラップ開始直前に、3台がそろってデモランを行い、10万人の歓声に沸いた。ただ、3台の2012年用マシンが収納されているピットには、報道陣もすべてシャットアウトして厳重に警備がなされており、誰一人部外者は立ち入りが禁止されていた。さらに2012年モデルのコクピット内はまだ非公開の為か、メルセデス以外の2台の全ウインドウガラスには黒いスモークフィルムが貼られていた。
2012年のDTM最終戦ホッケンハイムでは、ケケ&ニコのロズベルグ親子、ミカ・ハッキネン、カルロス・サインツなど豪華なメンバーが来場。また、ヨーロッパ各国のプロドライバーやその業界関係者が頻繁に出入りし賑わいをみせていた。