F1第5戦スペインGP決勝でトップ10入賞を果たしたドライバーが、決勝の戦いを振り返った。

決勝=1位 パストール・マルドナド
 初優勝を挙げることができ、信じられないような気持ちだ。マシンはとても安定していて、最高のフィーリングだったし、一貫してペースがとてもよかった。アロンソから激しく追いかけられたが、僕らはタイヤをうまく労わって走り、終盤にはギャップを広げることができた。チームは今年懸命に努力してきたから、この勝利は彼らのものだ。F1レースで勝った初めてのベネズエラ人になったのはものすごく名誉なことだ。今後さらに優勝を重ねていきたい。

決勝=2位 フェルナンド・アロンソ
 この2位は勝利のように感じるよ。サクヒールのレースではウイナーからほぼ1分遅れでフィニッシュしたが、今日はレッドブルの一台をラップし、最後の最後まで優勝を争うことができたんだからね。その上、レッドブルとマクラーレンのドライバーたちとのポイント差を大幅に縮めることができた。だからこそ今週末の結果はなおさらポジティブだ。セカンドスティント終盤が重大な局面になった。マルドナドは少し早くピットに入り、僕らはコース上にステイアウトした。でもその際に丸々1周にわたってバックマーカーの後ろで時間をロスしたんだ。メインストレートの終盤でイエローフラッグが出ていたこともあったが。残り7周というところで、突然リヤのグリップが低下した。明らかな理由がなくいきなりマシンのハンドリングが変わったので、何か壊れたのかとチームに尋ねた。それでもレース終盤になってもウイリアムズはとても速かったし、チェッカー直前にはキミ(・ライコネン)が後ろから接近しつつあったから、2位を守れてラッキーでもあった。今年の選手権は、レースごとにトップチームのパフォーマンスに浮き沈みがあり、毎回違うウイナーが生まれるから、読み取るのがとても難しい。僕らはマシンをデザインする段階でベストの仕事ができなかったのは間違いなく、まだやるべきことは多い。でも、おそらくマシンの限界を超えて、自分たちのポテンシャルを最大限に引き出していることは誇りに思っていい。中国とバーレーンのふたつのグランプリではかなり苦労したけれど、その後また表彰台に上れたというのはとてもポジティブなことだし、今後のシーズンに向けて自信を持てる。今後も常にマシンをアップデートし続ける必要がある。今はすごく接戦だから、ほんの小さなことでもプラスになる可能性があるからね。

決勝=3位 キミ・ライコネン
 すごくいいスタートを決めて、アウト側からオーバーテイクをするチャンスがあったが、スピードが足りず、5速でリミッターに当たった。レースのファーストスティントですべてがうまくいっていれば勝てたはずだから、少しがっかりしている。マシンのスピードには何の問題もなかったけれど、全チームがこれだけ接近している時には、ほんの小さなトラブルや問題があれば、それが大きなマイナスにつながりかねないんだ。僕らのマシンにはポテンシャルがあるが、表彰台の最上段に立つにはすべての要素が正しい場所に収まっていなければならない。ファーストスティントは問題なかったけれど、前のマシンについていけるだけのスピードがなかった。タイヤを換えたらかなりよくなったようだが、その時には大きく後れをとっていた。終盤にあと数周あれば、優勝を争えただろう。僕らは優勝からそう遠いところにはいないし、大きく前進できている。マシンはどこに行っても強力に感じる。

決勝=4位 ロメイン・グロージャン
 スタートでポジションを落とし、それと一緒にフロントウイングの一部も落としちゃったよ! 今日は気温が下がり、それが僕らにはあまり合わなかった。それでも4位という結果には満足している。昨日の最終プラクティスセッションで走れなかったことを考えるとなおさらだ。2台揃って入賞圏内上位でフィニッシュできたのは、チームにとって素晴らしい結果だよ。レース序盤はかなり苦労した。ウイングがダメージを負ったために、フロントをきちんと機能させるのが難しかった。でも少し変更を加えて、レース終盤にはマシンはまさに飛ぶように走った。今日は正しい決断を下せたと思う。今週末の初めに、僕らが3位と4位でフィニッシュできると言われていたら、僕らはそれで手を打っただろう。

決勝=5位 小林可夢偉
 チームはとてもいい仕事をしてくれたし、マシンのアップデートはすごくうまく機能した。前戦と比べるとレースペースは大きく改善した。昨日の予選であれほどの不運に見舞われていなかったら、今日は絶対に表彰台に乗っていたと確信している。9番グリッドからのスタートなら5位フィニッシュは満足できる結果だが、マシンにはそれ以上のポテンシャルがあった。僕はトラフィックの中を走り、オーバーテイクは簡単ではなかった。DRSの力を借りてもストレートで前に十分接近することができず、オーバーテイクできなかった。そのため、リスクを冒してコーナーで抜かなければならなかった。最終スティントではタイヤをかなり傷めてしまった。今のF1では競争がとても熾烈だ。集団から抜け出して上位に立つには週末を通してすべてをうまくやらなければならない。パストール(・マルドナド)はそれをやってのけた。前回僕が5位に入ったのは去年のモナコだ。近いうちにモナコに戻るのをすごく楽しみにしている。

決勝=6位 セバスチャン・ベッテル
 難しいレースになり、大変な一日だった。あまり満足してはいない。あとひとつ上のポジションでフィニッシュすることはできたはずだ。それでも終盤にはうまく挽回できた。レース終盤の方が間違いなく好調で、楽しく走れた。でもアップダウンが繰り返されるような時はとても難しいね。ノーズを交換しなければならなかったが、何が問題だったのか分からない。僕が壊してしまったのか、ラバーのかけらか何かがフロントにはさまってしまったのか、分からなかった。もう1周走ってみたけれど、それは正しいことではなく、ピットインし、確かめるためにノーズを交換することにした。それによって多少ロスをしたけれど、正しい判断だった。ウイングの左フロント部分に少しダメージがあったと言われたからね。

決勝=7位 ニコ・ロズベルグ
 僕らにとって難しい一日になった。とても奇妙なレースだった。正しいタイヤマネジメントのやり方を見つけることができず、レース終盤にふたつポジションを落とした。最終スティントは26周と、すごく長くとった。ひとつポジティブだったのは、ルイス(・ハミルトン)を押さえ切って、8位に落ちずに7位を守れたことだ。今日もまた、驚きの、そして称賛に値する勝利を僕らは目撃した。F1にとっていいことだよ。僕の古巣ウイリアムズチームのパストール(・マルドナド)とフランク(・ウイリアムス)にお祝いを言うよ! 2週間後は僕にとってホームレースのモナコGPだ。そこではマシンをアップデートするし、楽しみだ。

決勝=8位 ルイス・ハミルトン
 今日の自分のパフォーマンスを誇りに思う。チームのことも誇りに思うよ。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。最近はピットストップで問題があったけれど、このエリアで大きく進歩した。全体的にみて、今日の結果は僕らに可能な最大限の結果だったと思う。僕だけが2回ストップ戦略で走った。自分がこの戦略をうまく機能させることができたことを喜んでいる。僕はよく、アグレッシブなドライビングスタイルだと言われるけれど、最終スティントではプライムタイヤで31周を走った。だから今日は、僕はタイヤを長持ちさせることができるんだということを証明できたと思う。最後尾からポジションを上げていくのはとてつもないチャレンジだった。でも僕は、フィニッシュラインを越えるまで、一瞬たりとも諦めなかった。レース前に、思いっきりレースをすると言ったけど、僕はそのとおりのことをやった。僕にとってはレースにおいてはそれが一番重要なんだ。今日はダメージを最小限にとどめることを目指した。でももっと広い視野で見てみると、不満を言うことはできない。だって、今シーズン僕は何度かつまずいているにもかかわらず、ドライバーズ世界選手権のリーダーからたった8ポイント差のところにいるんだからね。チームは必死に作業に取り組んできているし、マシンは速い。だから物事がうまくいけば、僕らはすごくいいポジションに立てると思う。近い将来にそうなるはずだよ。最後に、パストール(・マルドナド)とウイリアムズの皆に心からお祝いを言いたい。彼らにとって最高の結果だし、彼個人にとっても素晴らしい一日になったね。

決勝=9位 ジェンソン・バトン
 パストール、おめでとう! 彼は素晴らしい走りをしたね。彼とウイリアムズチームにとって大きな自信につながるだろう。
 F1のリザルト表は今、すごく入り組んでいる。これは珍しいことだけど、今シーズンはこういう形で進んでいくんだろう。僕らに関して言うと、僕はレースのほとんどをトラフィックの中で過ごし、ずっとザウバーにまとわりつかれていた。全体的に見て、僕らには今日は十分な速さがなかった。でもそれは僕が自分で解決しなければならない問題だ。今はグリップがほとんどないように感じているから、自分に合ったセッティングを見つける必要がある。でも今はもうモナコを楽しみにしているんだ。次はもっとずっといい週末になることを期待している。大好きなサーキットだし、そこではいい結果が出せるといいな。

決勝=10位 ニコ・ヒュルケンベルグ
 今日のレースのためにとても頑張ってきたから、1ポイントによってそれが報われて嬉しい。肉体的にとても厳しいレースで、一瞬もリラックスする時間がなかった。レース後半はずっと、マーク(・ウエーバー)が僕のミラーに大きく映っていたんだ。大きなプレッシャーがかかり、すごいバトルだった。でも幸い彼を押さえ込むことができた。メインストレートでDRSが使われた時には楽ではなかったけどね。グリッドを考えれば、1ポイント獲れたのはいい結果だった。今回のレースではこれが精いっぱいの結果だったと思う。チームはピットストップと戦略において最高の仕事をしてくれた。今日僕らが成し遂げたことに満足している。

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