F1第10戦ハンガリーGPの決勝レースでトップ10入りを果たしたドライバーたちが、決勝の戦いを振り返った。

ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「(シルバーストン)テストに参加しなかったから、ここに来た時点では僕らは劣勢だった。ポールを取れるなんて思ってもいなかったから驚いたよ。昨日の夜は「勝つには奇跡が必要だね」って言っていたんだ。でも奇跡が起きたみたいだね。僕のグランプリのキャリアの中で最も重要な勝利のひとつだと思う。新しいチームに行き、メルセデス・ベンツと共に優勝するのは本当に名誉なことだ。チームの皆は素晴らしい仕事をしてくれた。昨夜じっくり研究し、タイヤがうまく機能してくれることを願っていた。これほどうまくいくとは考えていなかった。終盤の20分、タイヤをうまく管理して、楽に走れていたんだ。これからも(タイヤをうまく使えるよう)懸命に取り組んでいく。他のサーキットでタイヤがどれだけ持つか、分からないからね。それでも、ここでタイヤを持たせられたんだから、どこに行ってもできるはずだよ」

キミ・ライコネン 決勝=2位
「いいレースだったし、チームにとっていい結果が出せた。戦略はうまくいったよ。2回長いスティントを走ったが、タイヤは悪くなかったし、マシンは強力だった。そのおかげでピットストップを1回減らせた。最後の数周はリヤが限界に近付いていたけれど、それ以外は問題なかった。マシンの調子はよかったが、残念ながら僕らはいつも土曜のせいでレースで苦労している。その問題を少しでも解決してレース序盤にもっとトップに近いところを走れるようになりたい。昨日(の予選)は苦戦した。それがなければたぶん勝てたと思う。セバスチャン(・ベッテル)は何度か接近してきたが、幸いその場所はオーバーテイクができるところではなかった。一番ポジティブなことは、選手権においてセブとのポイント差を少し縮められたことだ。優勝できればもっと差を縮められたのは間違いないが、いずれにしても挽回できたのは今後の助けになる。まだシーズンの半ばだ。追いつくのは簡単ではないけれど、まだ何が起きてもおかしくないから、最後まで戦い続ける」

セバスチャン・ベッテル 決勝=3位
「もう少しレースが長ければよかったのに。終盤のキミ(・ライコネン)とのバトルは楽しかったからね。このコースはオーバーテイクが難しい。彼に接近したけれど、その時はオーバーテイクに適した場所ではなかった。その次のいくつかのコーナーでチャレンジの態勢を整えようとしたが成功しなかった。今回のレースの一番の問題は、ジェンソン(・バトン)に引っかかったことだ。最初のピットストップに入るまでに予想以上に時間をロスしてしまい、彼のすぐ後ろでコースに復帰した。誰も悪くはないけどね。ジェンソンをなかなか抜けなかった。強引に仕掛けて、自分のフロントウイングにダメージを負った。あれは僕のミスだ。少し攻めすぎたかもしれない。キミとは接戦だったし、今日は表彰台に上れてよかった。ルイス(・ハミルトン)におめでとうと言いたい。彼は今日いい仕事をしたね」

マーク・ウエーバー 決勝=4位
「今日は正しい戦略で戦えたと思う。1周目をうまくやりトラフィックに引っかからないことが重要だと分かっていて、大きなプレッシャーがあったが、うまくやることができた。スタートはまずまずで、セクター1はとてもうまくいった。キミにプレッシャーをかけることができ、その後、状況が落ち着いた。最初の3、4周はマシンがとてもトリッキーだった。オプションタイヤはグリップがとてもいいことは分かっていたんだけどね。僕らは懸命に自分たちの仕事に取り組むだけだった。今日はこれ以上の結果を出せたとは思わない。とても手堅い戦略で、最後までオプションタイヤのペースを保って走る必要があった」

フェルナンド・アロンソ 決勝=5位
「今日は5位でフィニッシュしたが、これは本来なら手が届かない結果だったかもしれない。金曜プラクティスから分かっていたように、メルセデス、ロータス、レッドブルの方が僕らより速かったからだ。全体的に苦労してきたひと月がこのレースで終わる。シルバーストン、ニュルブルクリンク、そしてこのハンガリーでは、僕らは優れたパフォーマンスを見せられなかった。でも獲得ポイントを見れば、それほど大きく遅れてはいない。ハミルトンとライコネンが、ポイントリーダーのベッテルと僕らの差が大きく広がるのを妨げてくれた。今の僕らの目標は、スパとモンツァにはもっとコンペティティブなマシンを用意して臨むために努力することだ。まだあと9戦残っているし、獲得可能なポイントは十二分にある。僕らのチームならやれる。ポテンシャルはあるんだ。僕らはいつもシーズン最後まで戦ってきた。今年最後まで戦うことができないと考える理由はない」

ロメイン・グロージャン 決勝=6位
「今回のレースでチャンスが失われたのは間違いないけれど、自分のレースにはとても満足しているし、正直言ってこれ以上のことをできたとは思わない。戦略は思ったほどはうまくいかなかったかもしれないが、マシンのフィーリングはとてもよかった。ロスしたのはトラフィックのせいだ。それがなければドライブスルーペナルティを受けることもなかったかもしれない。あのペナルティでもちろん不利になった。まだ映像を見ていないけれど、あれはいい動きだと思っていた。残念なことにスチュワードは別の見方をしたけれど。ジェンソン(・バトン)との一件でタイム加算のペナルティを受けたが、それに関しては異論はない。後から彼に謝罪した。僕にとって素晴らしいレースになったかもしれなかった。でももう少し待つしかないね。実現するため、最近のような調子で進歩し続ける」

ジェンソン・バトン 決勝=7位
「楽しいレースだったよ。僕はたくさんのクルマのターゲットになっていたみたいだけどね! セバスチャン(・ベッテル)は何度も僕を抜こうとしていて、ターン2で僕のリヤホイールに接触した。彼のウイングは傷ついたようだけど、僕の方は幸いパンクせずに済んだ。ロメイン(・グロージャン)は何を考えていたのか分からない。僕が芝にはみ出さない限り、2台が接触することは避けられなかったんだ。あの時彼は何も考えていなかったんだろうね。もっと悪い事態になっていたかもしれない。ふたりともリタイアしていたかもしれないんだ。僕はレースの半分近くをプライムタイヤで走った。誰よりも長い距離だ。僕らにそれができることを示せたのはいいことだよ。オプションでのミドルスティントのペースもすごくよかった。それにオープニングラップも素晴らしかったね。13番手から8番手まで上がったんだ。正々堂々とフェラーリの1台を倒したし、もしニコ(・ロズベルグ)がリタイアしていなければ、メルセデスの1台にも勝っていた。今回はたくさんポジティブな要素があった。7位というポジションはそれほど素晴らしいものに見えないかもしれない。前回のレースで5位を争っていたことを考えれば特にね。でも今週末僕らはいい仕事をし、一歩前進した。皆がささやかながら励みを得て夏休みに入ることができるよ」

フェリペ・マッサ 決勝=8位
「最初から最後まで難しいレースだった。1周目のターン5でロズベルグと接触し、フロントウイングの左のパーツを失ったんだ。その時点でノーズ交換のためにピットに入ったら貴重な時間を失うことになったから、僕らはピットインしないことにした。でもそれ以降、マシンバランスが変わってしまい、パフォーマンスが大幅に低下した。アンダーステアやオーバーステアが出て、タイヤのデグラデーションが本来よりひどくなった。8位には全然満足できない。レースでも予選でも僕らに速さはなく、首位を争えなかった。さまざまな理由でこのコースは僕らのマシンに合っていない。でも状況はサーキットごとに変わり得るということだから、今後も集中し続けていかなければならない。これから開発とシーズン後半の準備に集中する。後半戦では競争力がアップすることを期待している」

セルジオ・ペレス 決勝=9位
「2回ストップを成功させるため、最初に装着したタイヤをできるだけいい状態に保つ必要があった。昨日の予選を終えた時点で、僕らはたくさんのポイントを狙える位置にいたと思うが、予選で使ったユーズドのプライムで走った時にロスがあった。残念なことに、ファーストスティントで時間を失いすぎたと思う。マシンのリヤに苦労して、予定より早くピットに入らなければならず、その後トラフィックに引っかかってさらに時間を失った。少し残念だ。それでも今回も2台揃って入賞できたのはいいことだよ。この2戦の自分たちの仕事には満足していいと思う。こういったリザルトによってチーム全員が励まされる。いいプレゼントをもらって8月の休みに入れるよ」

パストール・マルドナド 決勝=10位
「15番グリッドからとてもいいスタートを決めて、レース中に何度かオーバーテイクもした。限界まで攻めたし、ここはオーバーテイクしづらいコースだけに満足だよ。マシンは安定していた。セカンド、サードスティントではそれほど速さはなかったものの、とても安定していた。これからもポイントを獲得し続けたい。シーズン後半には今よりさらに強力になりたいね」

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