今週、F1ストラテジーグループおよび世界モータースポーツ評議会の会合が行われ、2014年F1に導入される“5秒ペナルティ”の実行の仕方などについて決定した。

 これまで決勝中にドライバーに科される主なペナルティとしては、ドライブスルーペナルティとストップ&ゴーペナルティ(10秒ペナルティ)があった。

 小さな違反でもドライブスルーペナルティを受けて大量に時間を失うことには批判が集まっていた。そのため、F1ストラテジーグループとF1コミッションは、2014年に“5秒ペナルティ”という新しい罰則を導入することを承認、小さな違反に関してはこの“5秒ペナルティ”を適用することを決めた。

 これまで5秒ペナルティがどのような形で実行されるかは明らかになっていなかったが、23日、FIAは、5秒ペナルティを受けたマシンは予定されたタイヤ交換やマシン修理などのピットストップの際に、作業を行う前に静止してペナルティをこなすことができることを明らかにした。

「スチュワードは今後、5秒ペナルティを科すことができる。このペナルティはマシンがピットストップを行った際に作業を行う前に消化することができる」とFIAの声明には記されている。

 10秒ペナルティの場合はペナルティのためにピットに戻らなければならない。

 この日FIAは、F1ドライバーたちが検査用に燃料をセーブするためにフィニッシュ直後にマシンを止めることを禁じるという規則を含め、いくつかの変更を発表している。

 その他の2014年F1の規則変更としては、レースウイークエンドのメカニックたちの作業時間の制限が免除される回数を、これまでのシーズン中2回を6回に増やすことも明らかになった。これは今年エンジンとマシンが大幅に変わることによる措置だ。

 また、ピレリタイヤの重量が増えたことに伴い、F1マシンの最低重量が1kg引き上げられ、691kgとなった。

 さらに、今年はチームスタッフは、決勝中だけでなく予選中にもヘルメットをかぶることが義務付けられた。

 これらのレギュレーション変更は、F1コミッションおよびチームの承認を経て、正式に決定する。

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