F1第12戦イタリアGPの決勝レースでトップ10入りを果たしたドライバーが、決勝の戦いを振り返った。
セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
「ここでまた勝てて最高の気分だ。ターン1はきわどかったね! 右フロントをロックさせてしまい、回復しないように思えた。大きなフラットスポットを作ってしまったのがすぐにわかったんだ。タイヤが持つのかどうか心配だったけれど、幸い何とかうまく管理してファーストスティントで強力な走りができた。後方にギャップを築くためにすぐにプッシュし始めた。早めのピットストップをして2回ストップに戦略を変更しなければならない可能性に備えたんだ。ギヤボックスに問題があり、ショートシフトしなければならず、ストレートでタイムが幾分落ちた。でもその分、コーナーで取り戻そうと心掛けたよ。表彰台の一番上の段に上れて素晴らしい気分だ。ここでの表彰台は情熱にあふれているからね。ここはイタリアだ。サーキットの外を歩いていても、どんな店にもフェラーリの服やグッズが置いてある。これは彼らのDNAの一部だと理解している。今日フェルナンド(・アロンソ)が表彰台に上ったのは、ティフォシにとって素晴らしいことだよね。シーズンは順調に進んでいるし、僕らはプッシュし続けている。これからも1戦1戦やっていくよ。次のシンガポールが楽しみだ。1年の中で一番きついレースになるが、きちんと完走したい」
フェルナンド・アロンソ 決勝=2位
「モンツァの表彰台に上るといつも特別な気持ちになる。ファンのこのチームへの愛情すべてを感じられるのはここだけだし、ほぼ完璧な週末を終えた後の最高の褒賞だ。「ほぼ完璧」と言ったのは、タイトル争いのライバルが優勝したからだ。彼らにはお祝いの言葉を送りたい。僕らは金曜、土曜とうまく戦い、2台がトップ5に入ったが、レッドブルはもっといい結果を出している。ベッテルがピットに入った時、僕らはまだセクタータイムがグリーンだったから、少なくともウエーバーに脅かされない間は、そのスティントをできるだけ長く伸ばすことに決めた。そうすることで、ハードタイヤが数周分新しくなり、ベッテルにチャレンジできるかもしれないと考えた。僕らはベストを尽くした。だが、タイトルの可能性については現実的に考えなければならない。残りレース数が少なく、53ポイントの差を縮めるのは簡単ではない。それでもF1では何が起こるか分からない。ブラジルのフィニッシュラインを越える瞬間まで自分たちのチャンスを信じ、100パーセントの力を注いでいく」
マーク・ウエーバー 決勝=3位
「モンツァは素晴らしい場所で、ここで表彰台に上るのは特別なことなんだ。今まで僕はここでいい結果を出せずにいたけれど、今回予選でも決勝でもこのサーキットでの自己最高位を記録できた。今日はソフトタイヤの方が感触がよかった。フェルナンド(・アロンソ)とはいいバトルができたね。フェアプレーだったよ。その後は、落ち着いてレースに集中した。ピットストップでフェリペ(・マッサ)の前に出たのはよかったね。満足いくインラップを走れたし、ピットストップはとてもうまくいったし、アウトラップも強力だった。それで比較的楽に彼の前に出ることができたんだ。終盤はギヤボックスを労わって走らなければならなかった。でも全体的に見ていい結果が出せたと思う。セブ(ベッテル)はここでとても強いし、今日はいい結果を達成することができてよかった」
フェリペ・マッサ 決勝=4位
「自分のレースにとても満足している。最初から最高にうまくいった。スタートが決まって、ふたつ順位を上げたんだ。どちらのコンパウンドでもペースはよく、レースを通して安定した走りができた。ピットストップでウエーバーに抜かれたのは残念だった。今日は表彰台をつかめる位置にいたし、ホームレースでファンと祝えたらすごく嬉しかったのにね。今日はオーバーテイクが楽ではなかった。他のマシンの後ろにいると、特にセクター2では、ダウンフォースが大幅に低下するんだ。今週末は全体的に僕にとってもチーム全体にとってもすごくポジティブだった。たくさんのポイントを確保することができた。それでも、もっと向上するためにやるべき仕事がたくさんあることは分かっている。それに関してはチャンピオンシップの最後の最後まで僕は全力を尽くすつもりだ」
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=5位
「素晴らしい結果だ。昨日に続いて、今日もチームは見事なパフォーマンスを発揮した。大満足だ。5位は理想的な結果だよ。3番グリッドからのスタートだったけど、フェラーリやレッドブル勢の前を走り続けるなんてことが現実的じゃないのははっきりしている。僕はスタート直後に順位をふたつ落としたけれど、ペースはよかったし、特に終盤は速くて、また上位とのギャップをかなり縮めることができた。後ろから接近してきたメルセデスのロズベルグを押さえ続けて走っていたので、僕にはミスは一切許されなかった。チームにとって素晴らしい結果だ。やっとまたポイントを取ることができた。これによってチームに勢いがつき、今後のレースでも今の状態を維持できるといいね」
ニコ・ロズベルグ 決勝=6位
「僕らにとってベストの週末だったとはいえないね。最初からあらゆることが少しうまくいかなかったと思う。決勝ではマシンのペースはとてもよかったが、昨日の問題の影響で速さを最大限に生かすことができなかった。本当に残念だ。ここでは満足できるセットアップで走ることがとても重要なんだが、FP3で走行時間を失ったため、マシンを自分の望む状態に仕上げられなかった。今日はニコ(・ヒュルケンベルグ)を抜いてあとひとつ順位を上げようと努力したけれど、終盤彼はものすごく速かったので、うまくいかなかった。2週間後のシンガポールを楽しみにしている。僕はストリートサーキットが大好きだから、次はもっといい週末になることを期待しているよ」
ダニエル・リカルド 決勝=7位
「この結果を喜んでいるよ! 昨日の予選もうまくいき、今日はそのポジションを維持してフィニッシュすることができてよかった。ここ数戦は、予選でトップ10に入っても、決勝でその位置をキープできるだけの速さがなかった。でも今日はうまくいった。今日はマシンの力を最大限まで引き出せたと思う。後ろのドライバーたちを押さえ切った。ストレートではローダウンフォースセッティングが効果を発揮した。セクター2で他のマシンが近づいても、ハイスピードセクションに来れば引き離すことができたんだ。昨日の走行から、これが僕らの強みだと分かっていた。今後のレースに向けてマシン開発を積極的に続ける必要がある。トップ5フィニッシュも手が届かないわけではないと思うからね」
ロメイン・グロージャン 決勝=8位
「ここでのレースの空力仕様で、他のマシンの後ろを走るのは楽なことじゃない。それでも13番グリッドからのスタートで最大限の結果を出したと思う。残念ながらピットストップがうまくいかなかった。電気系の問題が起き、ライトがグリーンにならなかったんだ。そのために数秒ロスした。それがなければマクラーレン勢とトロロッソの前で戻れたと思うし、それによってもう少し楽にもっといい結果を出すことができただろう。最終ラップにはルイス(・ハミルトン)といいバトルをした。モンツァで僕らはやれるだけのことをやったと思う。シンガポールではブダペストの時のパフォーマンスレベルを取り戻せることを期待している」
ルイス・ハミルトン 決勝=9位
「僕にとって難しい週末だった。でもこういうことも時にはあるし、今年はここまでいい年だったと言わなければならない。今日は全力を尽くした。マシンの速さは素晴らしかった。でも残念ながら予選で上位に入れなかった代償を払うことになった。スタート直後から無線が壊れたので本当に苦労した。レースを管理する上で、チームからのアドバイスや情報に頼る必要があるからだ。レース後までスローパンクチャーのことを知らなかった。1回余分にピットストップをしなければならなかった理由がはっきりした。レース中、楽しいこともあった。特にキミ(・ライコネン)とのバトルは楽しかったよ。ただ、マシンは明らかにすごく速いのに、下位で戦うというのは厳しかった。今日はもっと上位でフィニッシュすべきだったのに9位だ。自分自身にすごくがっかりしている。自分で予選でチャンスを逃し、そこから挽回できなかった。エネルギーをすべて使い果たし、全力を尽くして、得たのが2ポイントだ。厳しいよ。選手権はおしまいだ。全体的に最悪の週末だった。でもこれからもチーム一丸となって努力していく。シンガポールでは立て直せると分かっている。次はもっと強力なパフォーマンスを発揮して今週末の埋め合わせをするため力を尽くす」
ジェンソン・バトン 決勝=10位
「スタートで失敗していくつか順位を落とした。ファーストスティントはとても楽しかったけれど、ダニエル(・リカルド)のすぐ後ろを走っていた時、どうしても彼を抜けなかった。今日はギヤレシオを誤ったと思う。燃料量が減るにつれてコーナリングスピードが増したはずだが、レブリミッターに阻まれて、後ろのクルマには簡単に抜かれ、前のクルマを抜くのは難しかった。前が空いた状態ではペースがとてもよかった。でもトップギヤがショートすぎたために、特にDRS作動中、他のマシンと違って僕らはレブリミッターに当たってしまった。さらに、残り15周ぐらいのところでファーストシケインでロックアップして、右フロントタイヤにひどいフラットスポットを作ってしまった。その後、バイブレーションのためにあまりよく見えなかった。まるでLegoタイヤで走っているようだったよ。でもなんとかフィニッシュし、チームのために選手権ポイント1点を持ち帰ることができた。最後に、今日ガレージで働いてくれた全員に心からお礼を言いたい。彼らは決勝前に僕のマシンの給油システムを直すために頑張り、最大限の努力をしてくれた。一時はきわどい状況だったけれど、彼らはうまく対処し、素晴らしい仕事をしてくれた。窮地に陥ったときの彼らは最高の力を発揮してくれる。今日も皆完璧な仕事をしてくれたよ」
