F1第10戦ドイツGP決勝でトップ10入賞を果たしたドライバーが、決勝の戦いを振り返った。

決勝=1位 フェルナンド・アロンソ
 スタートからフィニッシュまで、本当に接戦だった。僕らのマシンは最速ではなかった。マクラーレンとレッドブルの方が少し速かったんだ。ただ僕らを抜けるほどではなかった。2回のピットストップの際にチームが採った戦略上の決断はうまくいった。自分がポジションを守ることに集中しなければならないことは分かっていた。特にターン6が重要で、KERSを使ってしのいだ。その後のサードセクターではオーバーテイクの余地はなかった。最初から最後までタイヤをできるだけうまく管理することに努めた。リラックスできる時間は一瞬もなかった。でもガレージやピットウォールのチームスタッフとか、テレビの前のファンよりも僕の方が冷静だったと思うよ! ヘレスや開幕戦オーストラリアでの自分たちの状態を思い起こすと、その状況に素晴らしい対処をしてくれたマラネロのスタッフ全員に感謝しなければならないと思う。昨日はウエットでポールを獲ったが、予想どおりマシンはとても強力だったと感じた。今後も集中し続け、信頼性やピットストップの問題を避けなければならない。そういうことに関しては、僕はこのベストのチームを頼りにすることができる。多くの勝利を挙げ、勝つことに慣れているチームは頼りになる。僕がしなければならないのは、ドライビングのことを考え、チームを助けることを考えることだけだ。僕は常にこの目標に向かって100パーセントの力を注ぎ、昼も夜も努力したいと思っている。ハンガリーへの準備を、肉体的にも精神的にもモチベーションの上でも、誰よりも万全に整えたい。僕はいつでも、コース上の競争と並んで行われているこの戦いに勝とうと努力している。ブダペストではうまくやれると思っている。悲観的になる理由はない。でもレッドブルとマクラーレンの方が速かったということを忘れはしない。7月は重要な月になると以前言った。4週間の中で最大で75ポイント獲得可能だが、ここまでで43ポイントを手に入れた。ハンガリーで仕事をやり遂げるため頑張るよ。

決勝=2位 ジェンソン・バトン(ベッテルのペナルティにより3位から昇格)
 すごくいいレースをして、自分自身とても楽しむことができた。スタートをうまく決め、ニコ・ヒュルケンベルグとミハエル・シューマッハーをうまく抜き、レースの間ずっと強力なペースで走った。セバスチャン・ベッテルのオーバーテイクはきわめて明白な問題だ。規則にはコース外を使ってアドバンテージを得てはならないと書かれている。僕のリヤタイヤはダメージを負っていたから、彼にはレースが終わる前にもっとチャンスがあっただろうというのが事実だ。僕はフェルナンド・アロンソを捕まえようとしてプッシュしなければならず、レース終盤にはもう力が残っていなかった。チェッカーまで2周の時点で、タイヤはほとんどなくなっていたんだ。今日手に入れられた非常にポジティブな要素がふたつある。ひとつ目は、オーバーテイクはものすごく難しかったとはいえ、スピードの面で僕らはフェラーリやレッドブルと同じレベルだったということだ。アップグレードパッケージはうまく機能した。予選をうまくやれれば戦いに加われるし、今シーズン何度も勝てるチャンスが十分ある。ポジティブな点のふたつ目は、これまで僕らのピットストップに関してネガティブな話がされていたけれど、チームは今日信じられないような仕事をしてくれた。僕の最速のピットストップは2.31秒だった。ほんの一瞬だよ。これは史上最速のピットストップだったということだ。チームは今日驚くべき力を発揮し、全力を尽くしてくれた。僕らの努力がやっと実りつつある。すでに次のハンガリーを楽しみにしている。僕にとって特別な場所だし、来週末もまたすごいレースができるという大きな期待を感じているんだ。

決勝=3位 キミ・ライコネン(ベッテルのペナルティにより4位から昇格)
 今日は自分のスターティングポジションからやれるだけのことをやった。スタートはまずまずだったけど、前のルイス(・ハミルトン)が何か問題を抱えていて、彼のマシンに追突するのを避けるために減速しなければならなかった。そのためにDRSゾーンでポール(・ディ・レスタ)に抜かれた。その後、抜き返すのは容易ではなく、とても苦労する羽目になった。昨日のウエットでもっと速さを見せられていれば、もっと上位のグリッドからスタートしてリーダーたちにチャレンジできたはずだ。でもこれが現実だ。もちろんここではもっといい結果を出したいと望んでいたけれど、マシンはレースを通して好調だったし、たくさんのポイントをチームのために持ち帰れたから、次戦に向けてポジティブな要素もいくつかあったといえる。

決勝=4位 小林可夢偉(ベッテルのペナルティにより5位から昇格)
 またいい結果を出せて、チームのためにとても喜んでいる。この2戦はツイてなかったし、昨日の予選もうまくいかなかった。僕らのマシンのパフォーマンスは、ドライでは特にすごく強力だ。もっと予選をうまくやれてさえいたら、今日はもっと上の結果を出せていただろう。レース序盤、ミディアムタイヤでは少し苦労したけれど、戦略はうまくいった。グリッドを考えれば(ふたりで)18ポイント獲得というのは素晴らしい結果だ。

決勝=5位 セバスチャン・ベッテル(ペナルティにより2位から降格)
 今日はいいレースをしたけれど、フェルナンド(・アロンソ)に近づいた時に十分な速さを発揮できなかった。それに、ジェンソン(・バトン)が先にタイヤ交換をし、その際いいピットストップをして、結果的に僕の前に出た。その2周ほど前には、周回後れのルイス(・ハミルトン)が僕を抜いたために、時間をロスしてしまった。レース終盤、ジェンソンのタイヤが終わったために、またギャップを縮めることができた。その時点では、いつ抜くかではなくどこで抜くかの問題で、僕は彼に仕掛けようとした。彼は隙間を開けてからイン側に寄った。僕には彼がどこにいるのか分からなかった。その瞬間、彼が見えなかったんだ。だから十分なスペースをあけることに決めて、ラインを外れ、滑りやすい塗装の部分に出た。僕は彼より前の位置を維持して、彼を抜くことができた。僕は、クラッシュを避けて、彼に十分なスペースを与えようと思っただけだ。彼を尊重し、彼に寄せたりしたくなかった。ホームレースで表彰台に上れたのは嬉しかったけれど、スチュワードの決定は尊重するしかない。

決勝=6位 セルジオ・ペレス
 予選はひどかったけど、そこから挽回できて、チーム全員のためにすごく喜んでいる。僕らは決勝で強力なペースを見せつけた。でも最初のピットストップを予定より少し早く行わなければならず、それが僕の戦略に少し響いた。マシンの左側に違和感を感じたんだ。たぶんパンクだったと思うけど、実際何だったのかはまだ分からない。その影響でその後のスティントを長く走らなければならず、終盤はとても使いこんだタイヤで走る羽目になった。チームは今日素晴らしい仕事をしてくれた。この結果によって勢いをつけてブダペストでの次戦に臨めるよ。

決勝=7位 ミハエル・シューマッハー
 3番グリッドから7位に順位を落としてしまい、ホームレースでもっといい結果が出せていたらと思う。マシンの力を100パーセント絞り出したけれど、残念ながらこれが今日僕らに可能な精いっぱいの結果だった。今日応援に来てくれたメルセデス・ベンツの同僚たちにもっといい結果をプレゼントしたかったから残念だ。今週末を前にして、僕らは5番手から7番手あたりでレースをすることになると予想していた。5番手だったらもちろん嬉しかったが、この状況の中では7番手が最大限の結果だった。いいスタートを切り、セバスチャン(・ベッテル)と短いバトルをした。楽しかったよ。その後は残念ながらあまりハイライトといえる出来事はなかった。ファステストラップを記録したことは別としてね。でも僕らはそのペースをあまり長くは維持できなかった。今は、次のレースを全力で戦うことを考えるよ。

決勝=8位 マーク・ウエーバー
 今日の僕は速くなかった。いつもはついていけるドライバーたちについていくことができなかった。原因を調べてブダペストで挽回したい。今日のレースではもっといい結果を出せると期待していたからがっかりしている。通常は僕は日曜はうまくやれるのに今日はそうじゃなかった。1周目を終えた段階では悪くなくて、ルイスを抜いた。でもその後はただ必死に走り続けるだけだった。ここは(シルバーストンとは)全く異なるコースだ。でも僕らはどんなコンディションでも速く走れるようでなければならない。今日は何らかの理由で速さがなかった。

決勝=9位 ニコ・ヒュルケンベルグ
 グリッドの4番手ポジションを保つのは簡単じゃないと分かっていた。土曜午前のプラクティスでドライコンディションで走った際に僕らはあまり強く思えなかったからだ。それでも4番手のような位置に実際につくと、一番いい結果を望むものだし、実際、レース序盤は力を発揮していくつかいいバトルをした。戦略面については、採るべき選択肢は3回ストップだった。タイヤのデグラデーションの状態から見て、2回ストップでレースを走るのは無理だった。ポイントを獲れて嬉しい。でもホームレースだし、もっといい結果が欲しかった。

決勝=10位 ニコ・ロズベルグ
 昨日の予選は最悪で、最後列からのスタートになったことを考えると、今日1ポイント獲れてよかったと思う。いい戦略で走り、大勢のドライバーをオーバーテイクしてすごく楽しかったし、21位から10位に上がることができた。何人かに対しては2回抜かなければならなかったけれど、いいオーバーテイクができた。ホッケンハイムに来てくれたファンからは素晴らしい応援をしてもらい、感謝している。今週末は全く予定どおりに行かずに残念だった。7日後のブダペストはもっといい週末にできればと期待している。そのために引き続き頑張って作業をしていくよ。

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