FIAは、ブラジルGP決勝スタート前の各ドライバーの車両重量を発表した。最軽量はポールポジションのルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)とニック・ハイドフェルド(BMW)で650.5kgとなっている。予選15番手タイムをマークしていたビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)はギヤボックス交換を行ったため5グリッド降格のペナルティを受け最後尾から決勝をスタートすることとなった。
ポールを獲得したバリチェロが最軽量なのに対し、同じフロントロウに並ぶマーク・ウエーバー(レッドブル)はそれよりも5.5kg重い656kg。3番グリッドから初優勝を狙うエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)も656.5kgで、バリチェロとしてはスタートからのファーストスティントでどれだけ2台にギャップを築けるかが優勝へのポイントになりそうだ。
一方、予選で後方に沈んだタイトル争いの本命、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)は全体で16番目に重い672kg。優勝が欲しいセバスチャン・ベッテル(レッドブル)もジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ)とともに最重量となると682.5kgと、それぞれ燃料を多く積んだ状態で戦うことを選択したようだ。
計測は予選Q3進出選手の車両は予選終了後に実施、その他の選手の車両はセッション後にチームから届け出による数値となる。