4度のタイトルを獲得したアラン・プロストは、2010年はF1参戦を休止し、ラリーへの参戦を検討しているキミ・ライコネンに対して、11年にはF1でのシートが見つけられない可能性があることを注意する発言をした。休止の1年間はチームスタッフのサポートを得るための活動が必要ではないかと語っている。

 金銭面での折り合いがつかず、以前所属したマクラーレンとの契約に至らなかったライコネンは、来季F1活動の休止をするのではないかという周囲の見方を認め、下記関連ニュースにあるようにラリーやル・マン24時間レースに出場する意思があるとしている。

 メルセデス・ベンツ・モータースポーツの副社長ノルベルグ・ハウグはライコネンファンだと広く知られている。また、マネージャーのスティーブ・ロバートソンは、セバスチャン・ベッテルが11年にメルセデスGPに加入するというウワサがその通り起こるならば、レッドブルに空きができると言っている。
 これらがライコネン復帰へのシナリオのベースとなるのだが、51回のグランプリウイナーであるプロストは、それらをあまい考えだと斬って捨てた。

 プロストは1992年に1年間参戦休止をし、その翌年ウイリアムズから復帰、4度目のタイトルを獲得した。そんなプロストだが、ライコネンがパドック内で十分なサポートが得られなかった場合には復帰できないだろうと言う。
「彼はラリーに出場しようとしているが、それは怠慢だと思う。休止中は、これ以上ないというくらいシリアスであるべきで、体力的にも精神的にも準備を整えていかなければならない」とプロストはラジオ局、ヨーロッパ1でコメントしている。

「彼はチームとうまくいっていない時があったようだ。一部のフェラーリスタッフは、彼のエンジニアとのよそよそしい雰囲気を好んでいなかった。
 彼は素晴らしいドライバーではあるが、これまでの印象を取り除き、2011年に一緒に戦いたいと思われるほどの信頼を得るのは大変ではないだろうか」

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