アブダビでの2日間にわたる若手ドライバーテストがスタートし、初日16日はレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドがトップタイムをマークした。
チャンピオンマシン、RB6をドライブしたリザーブドライバーのリカルドは、セバスチャン・ベッテルのポールポジションタイム1分39秒394から約コンマ2秒遅れの1分39秒616を記録した。
2番手には、リカルドから1秒以上のギャップでマクラーレンのオリバー・ターベイが続いた。
フォース・インディアのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが3番手。初めてF1マシンに乗った彼は、さまざまなセッティングを試し、77周を走破している。フォース・インディアからはリザーブドライバーのポール・ディ・レスタも参加、90分の間パーツの開発テスト作業を行い、8番手となった。
BMWザウバーのエステバン・グティエレスが4番手。GP3チャンピオンの彼は昨年の若手ドライバーテストでも同チームで走行している。
5番手はウイリアムズのディーン・ストーンマンだった。F2チャンピオンのストーンマンは午前中は空力テスト、午後はドライビングの改善に費やした。
ルノーのミカイル・アレシンが6番手。ワールドシリーズbyルノーのチャンピオン、アレシンは、R30に慣れるところから始め、エアロマッピングの作業も行った。
7番手はトロ・ロッソから参加のジャン-エリック・ベルニュ。イギリスF3チャンピオンのベルニュはさまざまな空力設定の評価やタイヤ比較を行い、レース仕様のマシンも経験した。
メルセデスのサム・バードが9位。67周を走行する中で、バードは空力テストやセッティングの方向性を決める作業を行い、MGP W01に慣れることを目指した。
ヴァージンから参加のジェローム・ダンブロシオは10番手に入った。彼は17日にはルノーを走らせることになっている。ヴァージンは午前中にはリオ・ハリアントも走らせ、彼は14番手タイムを出している。
11番手はHRTから参加したGP2チャンピオンのパストール・マルドナド。マルドナドは水曜にはウイリアムズで走り、ピレリタイヤテストでは再びHRTから参加する。
フェラーリのジュール・ビアンキは12番手だった。来季同チームのテストドライバーになるビアンキは、マシンのハンドリングに関連するデータ集めを行った。
13番手はロータスのロドルフ・ゴンザレス。F1初走行のゴンザレスは、83周を走破している。