鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GPへの鈴鹿市周辺環境の整備、地域活性を図る「鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会」が、10月4日に決勝を迎える2009年のF1日本GPおよびそれ以降の取り組みを発表した。3年ぶりの開催となる今年は、推奨アクセスルートの設定、駐車場の確保、電車の増発などにより利便性が向上するという。

 鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会は08年5月に設立。鈴鹿市だけでなく周辺市町、国、三重県、日本GP開催に関連する企業、事業所など合計31の団体からなる組織で、06年の開催時に問題となっていた、東名阪自動車道鈴鹿IC周辺の渋滞や、サーキット周辺の駐車場不足、渋滞、公共交通機関利用時の問題点への対策に取り組んでいる。

 主な取り組み内容は下記の通り。
・公共交通機関およびマイカーでの推奨ルートを設定、主要駅や高速道路SA・PAでアクセスマップを配布
・幹線道路の整備。サーキット周辺道路の4車線化、国道23号バイパスの整備(バイパス整備は10年以降)
・パーク&ライドの設定で2万6000台の駐車場を確保(06年決勝日の利用台数は2万2600台)
・近鉄白子駅、伊勢鉄道鈴鹿サーキット稲生駅への電車の増発。鈴鹿サーキット稲生駅に停車の特急を設定
・白子駅からのシャトルバスに一部、専用レーン(整備中の国道23号バイパス敷地を利用)を設定
・鈴鹿サーキット稲生駅前に幅員5.5mの歩道を設置
・白子駅、近鉄平田町駅の歩行ルートに誘導看板を設置。平田町駅からは歩道のあるルートを設定、白子駅からの歩行ルートに車輌通行規制
・主要駅、歩行ルートに仮設トイレ、仮設照明設備を設置

 アンケート調査などの結果、今回から新たに採用された対応策なども盛り込まれ、アクセスに伴う利便性は大きく向上するという。鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会 会長の川岸光男 鈴鹿市長は「鈴鹿での日本GP開催の日を2度と消さないと、協議会を設置しました。協議会としての取り組みは初めてだが、“おもてなし”の活動(下記関連ニュース参照)などで、再び鈴鹿にF1がやって来るという雰囲気ができ上がり、盛り上がりつつあります」と言う。
 協議会の活動に株式会社モビリティランドの大島裕志取締役社長は「協議会の尽力に感謝します。多くのファンに快適に楽しんでもらえるものと思っています」と語り、鈴鹿と・き・め・きモータースポーツ大使の中嶋悟も「個人的には混雑もレース観戦の楽しみうちで、お祭りのような雰囲気が好きではあるが、今日の取り組みを見る通り、過去20回の開催に比べ、21回目の鈴鹿での日本GPはすみやかにかつ、楽しんで帰れそうだと感じています」と期待している。

鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会ホームページ
http://suzuka21.com/

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