2010年の開幕戦バーレーンGPが12日、当地のバーレーン・インターナショナル・サーキットで華やかに幕を明けた。シーズン最初の公式セッションとなるフリー走行1回目はエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がトップタイムをマーク、2番手はフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、3番手ロバート・クビカ(ルノー)となり、BMWザウバーから参戦の小林可夢偉は18番手となった。

 快晴に迎えられた今シーズン最初のセッションは気温30度、路面温度は38度という絶好のドライコンディション。舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットは今年から新たなレイアウトを採用しており、全長は従来の5.412kmから6.299kmへと延びている。

 セッションは予定どおり現地時間午前10時にスタート。ピットレーンのオープンとともにロータスのヤルノ・トゥルーリを先頭に多くのマシンがインスタレーションラップを行うなか、新規参戦チームのHRT F1(ヒスパニア・レーシング)の2台、カルン・チャンドックとブルーノ・セナ、そしてヴァージンのルーカス・ディ・グラッシを除く21台がコースを1周してまずはマシンと路面のチェックを行った。

 セッションは開始20分過ぎにヘイキ・コバライネン(ロータス)が最初のラップタイムとなる2分7秒702を記録、その後トゥルーリも走行に加わってロータス勢がセッション序盤を積極的に走行する。

 開始30分を過ぎると本格的にセッションが動き始める。まずはトップチームの先陣を切ってマクラーレンのルイス・ハミルトンがロータス勢のタイムを大きく上回る1分57秒台のタイムをマーク。チームメイトのジェンソン・バトンもそれに続く2番手タイムをマークしてくる。
 さらに開始45分過ぎからは、ミハエル・シューマッハー(メルセデス)やBMWザウバーの小林可夢偉ら注目のドライバーが続々とコースインし、その間トップタイムもハミルトンからバトン、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、残り25分を過ぎてからは1分56秒583までタイムをのばしたスーティルへと変わっていった。

 このフリー走行が実質のシェイクダウン走行となるHRT F1はセッションが残り20分近くになったところでようやくマシンの準備が整い、セナがサーキット中の注目を浴びながらインスタレーションラップを無事にこなした。セナはこのセッションで3周を走行したが、タイム計測までは行わず、注目されるHRT F1のタイムは午後のフリー走行に持ち越しとなっている。

 90分のセッションは最後までスーティルのタイムが破られることなくチェッカーを迎えた。2番手のアロンソまでが1分56秒台で、3番手以降にクビカ、マッサ、バトン、ハミルトンと続いた。4年ぶりのF1復帰を果たしたシューマッハーは10番手、小林可夢偉は2分1秒388というタイムで18番手。新規参戦チームの最上位はヴァージンのティモ・グロックとなったが、タイムはトップから7秒弱の後れとなっている。

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