フェラーリの次期フラッグシップモデルとされる「F150」について、開発責任者のふたりがコンセプトについて語った。
「私は常にF1にインスパイアされたフロント・エンドを実現したいと思っています」と、語るのは開発デザイナーのフラビオ・マンゾーニだ。
「しかし、まったく同じにはできません。ならばどうしたらいいか? もちろん簡単なことではありません。でもこれは世界で一番エキサイティングなプロジェクトです!」
「最も象徴的なフォルムは、自然にアイデアが浮かんできますが、先進的なフロント・エンドの技術および空気力学的な面での要求にも合致させなくてはなりません。比較する材料などどこにもありません。フェラーリの美学、テクノロジー、そのすべての頂点なのです。常にその時代の最高傑作でなければならないのです」
また、テクニカル・ディレクターのロベルト・フェデリは次のようにコメントした。
「最も重要なのはいつの時代も次世代モデルです。『F150』は我々が手がけてきたF1の技術をロード・カーに活用した最も偉大なモデルのひとつとなるでしょう。我々はこの車輌の未来を予測しています」
「使用するコンポーネントの一つひとつに、また車輌全体のパッケージングに、技術力の限界点に到達することを試みています。フェラーリは常にテクノロジーの限界まで近いモデルを製造していますが、その成果をドライバーが感じることができて初めて成功したと言えるのです」
「フェラーリ特別車輌の真の目標はフィーリング、フィーリング、フィーリングなのです」