F1第12戦イタリアGPの予選でトップ10に入ったドライバーが、予選の戦いを振り返った。
セバスチャン・ベッテル 予選=1位
「ここで自分たちがフロントロウを独占できるほど強いとは思っていなかった。長時間頑張ってくれたチーム全員のおかげだ。僕らはここ数年強いマシンを持っているが、ローダウンフォース仕様での競争力はあまりなかった。そういう意味で、僕らは宿題をこなせたということだ。これまで僕らはこのサーキットで浮き沈みを経験してきたけれど、今年は今のところいい状態が続いているよね! マシンのフィーリングは素晴らしい。でも明日何ができるか様子を見るよ。今日の結果でポイントが入って来るわけではない」
マーク・ウエーバー 予選=2位
「(前を走っていた)ジェブ(ジャン-エリック・ベルニュ)が最後のラップのパラボリカでコースオフした。砂埃が舞い上がって見えず、彼は片側のタイヤをはみ出しただけで走行を続けているのか、彼がどこにいるのか、全く分からなかった。その後、彼がグラベルに飛び出しているのが見えた。こういったことによってタイムをロスしたが、それがなくてもセブ(ベッテル)には届かなかった。チームにとって最大の結果だ。そして僕にとっても今日の最大限の結果だった。明日はここから強力なレースをしたい」
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=3位
「満足だよ。僕ら全員にとって素敵なサプライズとなった。非常に困難な金曜日の後で、こんな結果は予想していなかった。昨日僕らはマシンにとても悩まされたが、皆が素晴らしい仕事をして状況を覆し、今日これほどまでにコンペティティブなマシンを用意してくれた。チーム全体にとってのハイライトになったよ。この結果は士気を高めてくれる。予選中、マシンはどんどん改善されていって、それと同時に路面もよくなっていった。Q3では計測ラップを1周だけ走ることにした。それが正しい判断で、結果につながったんだ。明日のロングランペースもいいといいな。困難なシーズンにもかかわらず絶対に諦めず一生懸命に仕事をしてくれたチーム全体とヒンウィルの皆に、とても感謝している。(来季の契約に)いい影響を与えるには、自分がいいパフォーマンスを見せるしかない。そういう意味で今日の結果は悪くなかったね。自分の競争力やパフォーマンスに集中することが重要だ。そうすれば今後のことがうまくいくようになる。(予選3位を)今の時点で成し遂げたというのは、悪いタイミングじゃないね」
フェリペ・マッサ 予選=4位
「スリップストリームの戦略はうまくいったと思う。僕は(マーク・)ウエーバーの4.5秒後ろを走り、フェルナンド(・アロンソ)は僕の3.5秒後ろを走っていた。だから間隔に関しては完全に予想したとおりだった。間隔が近ければいいというわけじゃない。近すぎるとラップタイムは遅くなるから、3秒から4秒の間隔をとる必要があるんだ。違ってしまうんだ。でもQ3で一度だけスリップを利用できた。それは最後の一番重要なラップだった。4秒前にウエーバーが走っていたために、少し引っ張ってもらえた。フェルナンドは常に後ろを走っていたから、僕が他のマシンから少し引っ張ってもらえたのはとても重要なことだった」
フェルナンド・アロンソ 予選=5位
「最近の予選と比べると今日はうまくいった。マシンに競争力があり、トップと戦うことができた。もちろんレッドブルと同じレベルには至っていない。彼らは今回も週末を通して好調だ。でも決勝は明日であり、僕らもいいポジションからスタートできる。モンツァではスリップストリームを利用する戦略がたびたび用いられる。自分の3、4秒前を他のマシンが走ることで0.2秒か0.3秒ほど縮めることができる。それに関してフェリペ(・マッサ)には感謝しなければならない。特にQ3で僕がベルニュのトロロッソの後ろになってしまった時、フェリペは待っていてくれた。無線での発言は誤解されている。実際に経験していない人間が正しい理解を得られないのはよくあることだ。(皮肉で言ったとされる)「天才」という言葉は、ロズベルグがクイックラップに入る前にコースに出られたんじゃないか、という事実についてのもので、チーム全体が完璧な仕事をしたことに対して疑問を投げかけるものではない。今日僕らは3つのセッションすべてで強力な走りをすることができ、いまだかつてないほどレッドブル勢のリヤウイングに近づくことができた。僕らと彼らとの間に多数のマシンがいないのは初めてのことだ。例外はヒュルケンベルグだ。彼はQ3でとても強かった。決勝では、レッドブルに逃げられないよう、1周目にヒュルケンベルグを抜かなければならない」
ニコ・ロズベルグ 予選=6位
「6番グリッドというのは望んでいた位置ではないけれど、今朝の最後のプラクティスでハイドロリックトラブルのために走れなかったことを考えれば、それほど悪い結果ではない。昨日のセットアップを使わなければならず、予選を通してマシンに快適さを感じられなかった。特にアンダーステアがひどかった。明日はこのセットアップがもっとうまく機能することを期待している。金曜日に行ったロングランは好調だったんだ。雨の可能性もあるし、ウエットでは僕らのマシンはとても速い。だからいいレースが期待できるよ」
ダニエル・リカルド 予選=7位
「またQ3に残れて嬉しかった。最終的に、もしかしたらトップ5入りも可能だったかもしれない。だけどQ3で2ラップの走行をしたことが少しマイナスになった。今になって思えば、もっと燃料を軽くして1ラップの走行を行った方がよかったのかもしれない。それでも7番手に満足だよ。2つ目のシケインで片側のタイヤをグラベルに落としてしまい、それでタイムをいくらかロスした。ドライコンディションで実力で2台のマシンがトップ10入りしたというのは、とてもいい結果だよ。レースはウエットかドライ、どちらがいいかって? 雨でもそこそこいいだろうと確信しているし、ドライでもそれほど悪くはないだろうから、どちらでもいいかな。でもファンのためにドライのレースになるといいね。観客がレースに対してとても情熱的なので、ここを走るのは素晴らしい。ほとんどが赤いマシンを応援してるとしてもね! 雰囲気が最高だし、僕らもイタリアのチームとして、明日はいくらかポイントを持ち帰りたいね。」
セルジオ・ペレス 予選=8位
「午前中のフリー走行では期待を感じられたから、予選もうまくいくと期待していた。2台がともにQ3に進出できたことは、チーム全体にとって喜ばしいことだよ。だけどすぐ上のドライバーたちに約コンマ3秒も遅れをとっている。僕らは自分たちの状況の中でベストを尽くしたと思っているから、彼らがそのコンマ数秒をどこで稼いだのか、よく分からないんだ。だけど今は、明日のことだけを考えている。今日僕らより上位に立ったライバルたちを何台か抜いて、順位をいくつか上げられると自信を持っている。そのためにはレースでの戦略をうまくまとめ上げる必要がある。僕らのエンジニアたちは優秀なので、可能だと確信しているよ」
ジェンソン・バトン 予選=9位
「正直に言って、今日の午後、マシンからこれ以上の力を引き出せるとは考えていなかった。僕らは今のマシンの能力を示したんだ。チェコと僕はほとんど同じタイムを出しているからね。ただ少しだけ残念だったのは、もしQ3を全く走らなかったから明日のレースでの選択肢はもう少し多くなっていたということ。だけど最後のセッションに参加しないというのは、僕らのすべきことではない。いずれにしても、これが現実なのだし、明日は自分たちのベストを尽くすよ。レースペースの面で僕らがどのあたりの位置にいるのか正確には分からない。それが判明するのも楽しみだが、よかったのはグリッドのきれいな側につけたこと。通常ここでは1コーナーまでが少々混乱するから、これがアドバンテージになるかもしれないね。全体的に見れば、9番手からでも間違いなく何かを成し遂げることができると思う。明日は皆が大体同じような戦略を採ってくるだろうから、僕らは違うやり方でレースを有利に運ぶことができるかどうか、考えてみる必要がある。明日は天候が不安定になりそうだし、レース中に雨が降ればとても面白くなるだろうね」
ジャンーエリック・ベルニュ 予選=10位
「今日の午後、これほどコンペティティブなマシンを用意するために素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝しないとね。昨日はそれほど調子がよくなかったが、彼らの昨晩の努力が今日のFP3と予選で報われた。Q3最後の走行では、限界まで攻めたら体勢を崩して、パラボリカコーナーでグラベルに飛び出してしまった。残念だけど、10番手にも満足しているよ。明日は雨の可能性が高く、そうなれば面白くなるだろう。10番手からのスタートだから、大量ポイント獲得が現実的な目標だね」
