レグ2 サケオ~サケオ

 8月11日、アジア・クロスカントリー・ラリー2014のレグ2が行われた。サケオを中心とするこのループステージに、FLEX SHOW AIKAWA RACINGの1号車(#14)トヨタ・ランドクルーザー・プラドと2号車(#23)トヨタ・FJクルーザーも臨んだ。

 今回のアジアンラリーは雨期だというのに全く雨が降らない。完全ドライコンディションのバトルとなっている。そのため、全車とも平均アベレージが速くなり、ちょっとしたミスが命取りとなることも多い。

 レグ2は国境の街サケオのジャングル、プランテーションエリアを進むルート。リエゾンを含む距離も483kmと非常に長いコース設定だ。FLEX SHOW AIKAWA RACINGの2台も長いロードに体力を削られながらのバトルとなった。

 ヒロミのドライブする1号車は前日のオーバーヒート問題を抱えてのスタート。前日からメカニックは深夜まで対応をしていたが、不安要素は完全に払拭できず、熱の滞留を、少しでも減らすためにエアコンなしの状態で走行する。湿気が多いので、エアコンをかけて走るのが定石通りだが、なしの場合は窓を開けての走行。強烈な日差しがボディを熱するので、脱水症状での走りを余儀無くされた。

 コース自体はSS前半、時折マッド箇所があるも全体的にはドライコンディション。広大なプランテーションエリアを浮き進むハイスピードなレースとなる。SS前半を走行中は水温が上がった状態でサービスへ。オーバーヒートの症状がまたも発生し、サービスまでたどり着き、メカニックがラジエーターの泥を落とすも水温は下がらず、リエゾン中にエマージェンシーモードに突入。サービスも駆けつけ冷却に尽力する。

 SS後半はメカニックの冷却作業の甲斐もあり、エマージェンシーモードも解除されたが、道幅の狭いハイスピードコースはオーバーテイクポイントが少なく、奮戦するも大きなジャンプアップはできなかった。

 2号車は後半につれスピードレンジが上がり1号車より前のトータルタイムでフィニッシュする。明日は早朝よりボーダー通過を行い、比較的短いレグ3を171キロ、リエゾン94キロを走行する。よりドライなコンディションと温度の高いカンボジアラウンドの始まりである。

1号車(14号車)ドライバー:ヒロミ コメント
「昨日に引き続き水温計を気にしながらの走行は疲れた。特に窓を開けてのドライブは暑くて水分補給をレース中できないからキツイよ。昨年のラオスラウンドと違って全く雨が降らない状態でのラリーはアベレージが速くてそれはそれで大変だよ」

2号車(23号車)ドライバー:飯島祐一 コメント
「昨日よりFJとのフィーリングが良くなってきたよ。特にコーナーでリヤが流れる特性をうまくコントロールできるようになってきた。今は走るのが楽しくなっているよ」

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