全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦鈴鹿は決勝日を迎え、午前のフリー走行が行われた。トップタイムをマークしたのはロイック・デュバル(NAKAJIMA)。予選2番手のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が2番手となった。
この日の鈴鹿サーキットは朝から曇り空。心配されていた雨はまだ降っておらず、直前に行われていたフォーミュラチャレンジ・ジャパンの決勝は、コース各所にウォーターパッチがあるものの、各車スリックを装着してのレースが行われた。
9時30分からスタートしたフリー走行では、こちらも各車スリック。決勝時には雨の予報が出ているものの、ドライの鈴鹿での連続周回を重ねる貴重な機会となった。序盤に多くのマシンがピット作業を行い、その後は連続周回というメニューをこなしていくという展開。
開始10分で、トップタイムをマークした小暮卓史(NAKAJIMA)のタイムは1分44秒869。チームメイトのデュバルがそれに続く。ロッテラーも44秒台をマークした。
ところどころ濡れている部分も多かったものの、終盤残り5分を切ったあたりからタイムがさらに向上。ここでほぼ全車が自己ベストタイムを更新した結果、上位陣は1分43秒台のタイムへ。ここでトップに立ったのがデュバル。次いでロッテラー、小暮というトップ3となった。石浦宏明(Team LeMans)が4番手、予選では9番手となった松田次生(LAWSON IMPUL)が5番手となった。ポールシッターのブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)は9番手だった。