F1第6戦モナコGPが、現地時間23日10時(日本時間17時)から始まったフリー走行1回目(FP1)で幕を開け、まずはメルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムをマークした。
今回の戦いの舞台となるのは、モナコ・モンテカルロ。世界3大レースにも数えられるモナコGPは、F1黎明期から開催されている伝統の市街地レースだ。世界中から多くのセレブが集まるとともに関係者も多数訪れ、小林可夢偉もスクーデリア・フェラーリの一員として今シーズン初めてF1の現場に姿を見せた。
また、ここモナコだけの慣例として、FP1とFP2は木曜日に行われることになっている。
晴れ渡った青空のもと、気温23度、路面温度31度を記録して始まったFP1。前回のスペインGPでは、フリー走行序盤の周回を促す意味で金曜日限定のプロトタイプタイヤが各チーム1セットずつ追加供給されていたが、今回はそういった措置もなく、タイムが計測され始めたのはセッション開始30分を過ぎてからのことだった。
まずはザウバーのエステバン・グティエレスがコースへ出ると、トロロッソの2台やニコ・ヒュルケンベルグも追随。上位勢では、フェラーリのフェリペ・マッサが開始40分過ぎにタイム計測を行い、まずは1分18秒台のタイムを記録する。
その動きに続いて各マシンも周回へと入っていき、セッション折り返し直後にフェルナンド・アロンソが1分16秒台に入れると、すぐにロズベルグが1分16秒195を記録し、早々に昨年のFP1トップタイム(1分16秒265)を上回った。
その後は各マシンともピットでの作業を行いながら周回を重ね、終始ソフトタイヤでの走行となった。セッション終了直前には、多くのマシンが再びコースへ出ての走行となり、ロータスのロメイン・グロージャンが自己ベストタイムを記録するも、3番手とロズベルグには届かず。
最終的には、中盤に1分16秒195を記録したロズベルグがこのセッションのトップに立った。2番手には首位とコンマ1秒以下の差でアロンソがつけ、3番手にグロージャン、4番手以下、マッサ、ルイス・ハミルトンと続いている。
また、トップタイムをマークしたロズベルグは、31周とこのセッションの最多周回も記録している。
