4日、フォース・インディアは、2015年以降のすべての空力開発をドイツ・ケルンにあるトヨタ・モータースポーツGmbHの風洞施設で行うことを発表した。

 イギリスのブラックレーにあるチームの風洞施設は、今後も外部のカスタマーが利用できる形で稼働を続けるという。

「ケルンのトヨタの施設を使用するという決断は、F1において今後も競争力のあるチームであり続けるという我々の野心を示すものだ」と、チームプリンシパルのビジャイ・マルヤは語っている。

「世界で最も素晴らしい風洞のひとつとされる施設を利用できることは、我々の歴史において最も重要な決定のひとつ」
「ケルンの施設は、以前も必要に応じて使用したことがあるため、我々の空力開発の基礎を形成する利点についてはすでに承知している」

「これは我々のアプローチを強化するもので、今後数年間にわたっても強固な基礎を築くことができる」

 今回の風洞使用に関するフォース・インディアの発表は、3日のFIA世界モータースポーツ評議会の会合におけるレギュレーション変更に対応したもので、F1チームは今後12ヶ月間にわたってひとつの風洞施設しか使用できないことになっている。最初の指名は2015年1月1日までに行う必要があるとされている。

 なおトヨタの風洞は、2012年のフェラーリに続き、今シーズンもケータハムが使用するなど高度な設備を誇っている。

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