イタリアGPで今季3基目のパワーユニットにトラブルが発生、すでに5レース使用のパワーユニットへ交換してエンジンブローに見舞われたニコ・ロズベルグ。イタリアGPの予選・決勝で使えなかった3基目のパワーユニットは、どのような状態なのだろうか。

 すでにシンガポールGPでロズベルグのマシンに4基目のパワーユニットが搭載されることは本人の口からも明らかになっている。これは初めて使用するフレッシュなもので、前戦イタリアGPに投入された7つのトークンを使用して改良された新仕様である。

 ロズベルグのガレージにはもう1基、同じスペックのパワーユニットが存在している。それがイタリアGPフリー走行3回目にトラブルが出た、今季3基目だ。トラブルの原因は車体側のクーリングシステムにあったが、パワーユニット本体にも影響があることを恐れて、メルセデスはイタリアGPでの使用を見送った。しかし、どれくらいパワーユニット本体にダメージがあるのか、まだわかっておらず、調査するためにシンガポールGPと日本GPの連戦に持ってきたという。

 ただし、その3基目が調査の結果、使用可能な状態だったとしても、シンガポールGPに投入することはない。使うとしたら、日本GPの金曜日フリー走行と言われている。その後もレースではなく金曜日の走行用に回し、4基目のマイレージを節約することで、最終戦までレギュレーションで定められている4基のパワーユニットで乗り切る狙いだ。

 シンガポールGP木曜日の深夜、メルセデスのガレージには、コクピットに座るロズベルグの姿があった。

「シーズンは、まだ7戦ある。確かに状況は厳しいけど、チャンスが完全に潰えたわけではない。だから僕は、まだあきらめることはできない。いまは今週末に集中することしか考えていない」

 昨年のシンガポールGPでは、ステアリング電気系の不具合からシフトチェンジができずリタイアに終わったロズベルグ。果たして、今週末の運命は? 

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