前戦の中国GPに続いて、スペインGPにもホンダのF1関係者が視察に訪れていた。現場に来ていたのは、F1活動のプロジェクトリーダーを務める新井康久(本田技術研究所取締役専務執行役員四輪レース担当)氏と、モータースポーツ部の佐藤英夫部長だ。

「2戦連続ではありますが、スペインGPはヨーロッパラウンド開幕戦ということで、視察に来ました」(新井)と言うホンダ関係者の前で、強烈な走りを披露したのはメルセデスAMGの2台だ。「3番手以下にあれだけの差をつけることができるのはパワーユニットの差だけではないはず」と、パッケージとしての仕上がりの良さを評価していた。

 土曜日にはマクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエが「最終戦のアブダビGP後のテストから、ホンダ・エンジンで走行することは可能だ」という旨のコメントをしたことについて尋ねると、「その話は何も聞いていません。ただ11月下旬までに準備するのは時間的にかなり厳しい。そんなに焦らなくても……」と、可能性は否定こそしなかったものの、実現する確率は低いことを示唆していた。

 日曜日のレース直前には、バーニー・エクレストンのモーターホームへ出向いて、あいさつを交わしたホンダの関係者たち。一歩一歩、F1復帰への道程を進めている。

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