GP2記念の100レース目となった第15戦スパ・フランコルシャンは、アルバロ・パレンテ（オーシャン・レーシング・テクノロジー）がポール・トゥ・ウインを飾りチームにうれしい初優勝をもたらした。
レース前のピットレーンで起こったアクシンデントにより15分遅れてのスタートとなった第15戦の決勝。スタートで若干遅れたパレンテに対しフロントロウに並ぶニコ・フルケンベルグ（ART）がスキをついてトップをうかがうが、インサイドを守ったパレンテが先頭でオー・ルージュを駆け上がる。
リードを奪ったパレンテはその後もトップをキープ。中盤セーフティカーが導入された後も失ったマージンを再び築く理想的な展開に持ち込む。レースは終了間際に起きたアクシデントによりセーフティカー先導のもとでチェッカーを受け、パレンテがフルケンベルグを従えトップでゴール。2008年の開幕戦以来となるトップチェッカーはチームにとっての初優勝で、シリーズ100戦目というおまけつきの勝利ともなった。3位はルーカス・ディ・グラッシ（レーシングエンジニアリング）。10番手スタートの小林可夢偉（DAMS）は8位で、第16戦のリバースポールを手にしている。
タイトル争いでは今レース2位のフルケンベルグが83ポイントで首位を守ったのに対し、ランキング2番手のビタリー・ペトロフ（バルワ・アダックス）がエンジントラブルで6周リタイアに終わったため、両者の差は28ポイントにまで広がるかたちとなった。
Spa-Francorchamps – Race result (1)
1.\tAlvaro Parente\t Ocean\t 25 laps\t 0hr 54m 12.997s
2.\tNico Hulkenberg\t ART\t +00.900s
3.\tLucas di Grassi\t Racing Engineering\t+03.100s
4.\tPastor Maldonado\tART\t +03.400s
5.\tDiego Nunes\t iSport\t +04.100s
6.\tRoldan Rodriguez\tPiquet GP\t +04.300s
7.\tGiedo van der Garde\tiSport\t +04.600s
8.\tKamui Kobayashi\tDAMS\t +05.400s
9.\tEdoardo Mortara\t Arden\t +05.900s
10.\tDani Clos\t Racing Engineering\t+07.300s
11.\tNelson Panciatici\tDurango\t +10.400s
12.\tStefano Coletti\t Durango\t +2 laps [DNF]
13.\tJavier Villa\t Super Nova\t +3 laps
Rtd\tJerome d'Ambrosio\tDAMS\t 20 laps completed
Rtd\tLuca Filippi\t Super Nova\t 13 laps completed
Rtd\tDavide Valsecchi\tAddax\t 13 laps completed
Rtd\tKarun Chandhok\t Ocean\t 7 laps completed
Rtd\tDavide Rigon\t Trident\t 7 laps completed
Rtd\tVitaly Petrov\t Addax\t 6 laps completed
Rtd\tAlberto Valerio\t Piquet GP\t 0 laps completed
Rtd\tSergio Perez\t Arden\t 0 laps completed
Rtd\tMichael Herck\t DPR\t 0 laps completed
Rtd\tRicardo Teixiera\t Trident\t 0 laps completed\t
Dns\tAndreas Zuber\t Coloni\t
Dns\tLuiz Razia\t Coloni\t
Dns\tFranck Perera\t DPR
