12月23日、東京・渋谷で、グッドスマイル・レーシングが2014年のスーパーGT参戦体制の発表会を行った。
初音ミク号4号車として多くのファンに愛されながらスーパーGTで長年戦い、7年目となる来シーズンは、エントラントを鈴木康昭代表率いるスタディから、安藝貴範代表によるグッドスマイルレーシングに変更。エントラント名をGSR&Team UKYOとし、チーム監督に片山右京氏、ゼネラルマネージャーに大橋逸夫氏がそれぞれ就任した。マシンはBMW Z4 GT3 MY14で、2014年仕様の新車を投入する。メンテナンスはRSファインで変更はない。
ドライバーは引き続き谷口信輝と片岡龍也のふたりが務めることに決定。谷口は「このチームはチャンピオンを獲れるパッケージを持っているので、オファーを受けました。2013年シーズンはポイントを取り逃がしたこともありましたが、来シーズンは全力を尽くしてポイントを取り逃さずに頑張っていきたい」と抱負を語った。
また片岡も「チャンピオンを獲ろうと誘われてからまだチャンピオンになっていませんが、力を出し切れば勝てると思っているので、3年目でタイトルを穫りたい」と意欲をみせた。
マシンはBMW Z4 GT3の新車となるが、レーシングミク2014 ver.のイラストは、ゲーム『艦隊これくしょん』のヲ級のデザインで知られるおぐち氏が担当。筆を使った新しいレーシングミクに期待が集まっている。
またアートディレクターは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のデザインワークスを担当したコヤマシゲト氏、車体機構デザインは『マクロス』の原作、メカデザインを担当した河森正治氏が担当。マシン及びレースクイーンは、2月9日に幕張メッセで開催されるワンダーフェスティバル2014冬のグッドスマイルカンパニーブースでの決起集会で発表される。
また、2013年までのエントラントだったスタディは、2014年は独立したチームを作ることを発表した。ゼッケンナンバーはまだ未定だが、マシンは4号車と同じBMW Z4 GT3 MY14。メンテナンスもRSファインが担当し、両チームはセッティングなどの情報を共有していくという。