1月24日からスタートしたスーパーGTセパンテストで、ニッサンGT-R GT3が登場し周回を重ねた。星野一樹/関口雄飛/千代勝正というドライバーが乗り込み、開発を進めた。
2011年にブランパン耐久シリーズでテストデビュー。今季正式にリリースが発表されたニッサンGT-R GT3は、日本でもスーパーGTへの登場が長い間噂されてきた。多くのGT500マシンが走行する中、セパンに姿を現したGT-R GT3は、黒いカーボン地に白いルーフ、スーパーGTのゼッケン書体で52番をつけ登場した。
GT-R GT3は1月のドバイ24時間で実戦参加したが、当初はその2011年仕様で登場。しかし初日、2日目とも酷暑のせいかトラブルが発生し満足に走行できず。しかし、3日目午後に本格的に走行をスタートさせると、同時に走行していた33号車ポルシェ911 GT3Rよりも速いタイムをマークする場面も見られた。
ドライブしたのはメインが星野で、関口、千代も走行。チーム関係者によれば今年のスーパーGT300クラスの参戦は確実のようで、今後12年仕様の決定に向けてテストが続けられていくという。
なお、同時に走行した33号車ポルシェは、11月に富士スピードウェイでシェイクダウンされたマシンで、影山正美/藤井誠暢のコンビで走行。12年型からパドルシフトを装着しており、主にそのテストが行われたようだ。