F1第2戦マレーシアGPの公式予選Q1は、フェラーリのフェリペ・マッサがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は5番手タイムでQ2に進んだ。
予選最初の争いとなるQ1は20分。天候は曇りでドライコンディション、気温30度、路面温度41度、湿度68%でセッション開始時点で雨の心配はない。
セッションは、予選107パーセントタイムに挑むHRTのビタントニオ・リウッツィが1分43秒台のファーストタイムをマークする。
上位勢では、ポールを狙うマクラーレンのルイス・ハミルトンがトップに浮上し、2番手にセバスチャン・ベッテル、3番手にトロロッソのハイミ・アルグエルスアリがつけた。
しかし、開始7分のところで走行中のセバスチャン・ブエミのマシンからカウルが外れ落ちたため、赤旗が降られてセッションは一時中断する。この時点でフェラーリ、ルノー、小林可夢偉のザウバー勢はまだタイムを記録していない。
セッション再開後、ザウバー勢はセルジオ・ペレスが6番手にポジションをアップ、可夢偉も2番手タイムをマークするが、同じタイミングで最初のアタックを行ったフェラーリ勢がそれを上回っていきマッサが1分36秒台でトップに浮上、フェルナンド・アロンソも2番手につけた。
Q1も残り5分、上位ではハミルトンが2番手に進出。また終盤までノックアウトゾーンにいたメルセデス勢もミハエル・シューマッハーが4番手、ニコ・ロズベルグも9番手にポジションを上げ無事Q2進出を決める。その他の上位勢では、レッドブルのマーク・ウエーバーが15番手タイムだった。
このQ1で脱落となったのはチーム・ロータス、ヴァージン、HRTの6台とウイリアムズのパストール・マルドナド。ただ、HRTの2台はそれぞれ107パーセントタイムをクリアし、決勝レース出走を決めてマレーシアの予選を終えている。