8月22-23日に開催されるIRC第8戦/ERC第7戦バルムラリー(チェコ)に、かつてない台数のS2000マシンが集まり、関係者の注目を集めている。

 総勢119台のエントリーを集めたバルムラリーだが、そのうち25台がS2000という、IRC始まって以来の盛況ぶりを見せている。

 その内訳は次のとおり。
プジョー207\t\t\t12台
アバルト・グランデプント\t6台
シュコダ・ファビア\t\t4台
プロトン・サトゥリアネオ\t2台
オペル・コルサ\t\t\t1台

 操るドライバー陣もなかなかのものといえる。プジョー勢では選手権リーダーのクリス・ミークをはじめ、地元のロマン・クレスタ、ベテランのフレディ・ロイクスらが顔を揃える。さらに先日JWRCチャンピオンを獲得したマルティン・プロコップがBFグッドリッチ・ドライバーズチームの207を駆ることとなっている。

 対するアバルト勢はルカ・ロセッティを筆頭にジャンドメニコ・バッソ、PWRCのジャロミール・タラバスが参戦。ワークスのシュコダはユホ・ハンニネンと地元ヤン・コペッキー。エフゲニー・ノビコフと、かつてJWRCでスズキを駆ったパベル・バロウセクがプライベーターとしてファビアをドライブする。

 プロトンはガイ・ウィルクスにブライアン・ブフィエ。今回のラリーから2台体制での参戦だ。
 そしてオペル・コルサをアンドレアス・ミケルセンがドライブする(しかしオペルはスバルと同様IRCにマニュファクチャラー登録していないため、リザルトに反映されないばかりか公式サイトやTV放映でもいっさいお目にかかることはできない)。

 今後のワールドラリーカーがS2000マシンをベースとすることが決まった今、フォードとシトロエンもS2000マシンの開発を進めている最中だ。両陣営にとってもこれほどのS2000マシンが一挙に集まる機会もそうそうないはず。ひょっとしたらこっそりと視察に訪れる可能性もゼロではないだろう。

 バルムラリーはチェコ東部、スロバキアに近い小さな街、ズリンを中心に展開されるターマックラリー。総SS距離は250km強とラリー北海道とほぼ同じくらいだが、市街地スーパースペシャルあり、山岳ステージありとバラエティに富んだステージ設定だ。
 昨年はプジョー207のフレディ・ロイクスがラリーを制している。

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