2日、東京お台場で行われたモータースポーツ ジャパン2010の会場で、JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010の公開メディア説明会を行い、新たにレースに東西対向戦の要素が加わること、また、賞金総額1億円とその内訳が決まったと明らかにした。
今回決定された東西対抗戦は、「この大会の開催テーマのひとつである“新たなモータースポーツイベントの提案”に即し、来場のお客様にもレースへの参加意識を持っていただけるよう設定されたもの。
具体的には、スーパーGT500クラス、スーパーGT300クラス、フォーミュラ・ニッポンの各カテゴリーの参戦ドライバーを出身地別に東軍と西軍に分け、各々の側に属するドライバーのレース成績(獲得ポイント)を合計した団体戦で勝敗を判定するというもの。
各ドライバー、車両にひとめで分かるよう東軍に赤、西軍に青の印がつけられ、ファンは応援グッズとして色違いの東西リストバンドタオル(500円)を購入。その売り上げ構成比、さらに会場内に設置された全国主要サーキットグルメ店で行われる『東西グルメ対抗戦』の売り上げ構成比を加算し、ドライバーの成績とともに東西の勝利を決めようというものだ。
勝った側のリストバンドを購入した人には、レース後金のメダルバッヂ(数量限定)がプレゼントされる。すでに東軍、西軍ともリーダーが決まっており、GT500は東軍に本山哲(MOTUL AUTECH GT-R)、西軍に脇阪寿一(PETRONAS TOM'S SC430)が、GT300は東軍に新田守男(ARTA Garaiya)が、西軍に谷口信輝(M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7)がリーダーに就任。フォーミュラ・ニッポンでは、東軍に小暮卓史(NAKAJIMA)、西軍に松田次生(KONDO)がついた。
外国人ドライバーや、詳細な東軍、西軍の組み分けは別途発表される。
また、表彰、賞金についても明らかにされ、各クラスとも第1レース、第2レースとも上位3位まで金銀銅メダルを授与(スーパーGTの1位にはオートバックストロフィー授与)。第1、第2レース総合の上位3位には、1位にJAF Grand Prixが、2位、3位にはJAF国際楯が授与される。また、国土交通大臣賞がGT500優勝チームに授与される。
賞金については、スターティングマネーが各マシンに100万円(総額5000万円)。第1、第2レースのそれぞれの1位については1位300万円、2位150万円、3位100万円となっている。東西対抗戦にも総額1700万円(詳細は別途発表)がかけられ、総額1億円の賞金がかけられた。仮に、GT500(もしくはGT300)、Fニッポンどちらにも参戦しているドライバーで、全レースに優勝した場合、このイベントだけで1300万円を稼ぐことができる。