大阪トヨペットグループが展開するOTGモータースポーツは14日、大阪オートメッセでモータースポーツ新体制・参戦発表会を行い、D1グランプリ、GAZOO Racing 86/BRZ Raceに参戦する体制を明らかにした。

　2013年はD1、86/BRZ Race、スーパー耐久、ヴィッツレース等さまざまなモータースポーツに参戦したOTGモータースポーツ。今季も「昨今クルマは移動の道具としてみられがちでしたが、クルマの夢や感動を伝えていきたいと思いモータースポーツに力を入れようと活動しています。特にクルマのレースというものがお客様に身近になってもらえるよう、OTGグループとしていかに伝えていけるかという活動をしています」として積極的にモータースポーツに参加していくという。

　今季のD1では、ファルケン、ペトロナス、TWS等をスポンサーとしてトヨタ86を走らせるが、このマシンを走らせるのは、おなじみ今村陽一だ。「今年1年間、OTGモータースポーツのご協力の中で、モータースポーツというクルマの楽しみを皆さんに伝えられたらと思っています。D1グランプリではとにかく今年1勝を目指していきたい」と今村。

　また、昨年から参戦するGAZOO Racing 86/BRZ Raceには、昨年同様2台体制で参戦。服部尚貴と小林敬一というふたりがそれぞれドライブすることになった。今季は2台のタイヤ銘柄を揃え、グッドイヤー、ペトロナス、プロジェクトμ等がサポートする。

「昨年は自分にとっても不甲斐ないと言いますか、残念ながら優勝できず最高位は2位という結果で終わりましたが、今年再び2カー体制ということで、昨年はタイヤ銘柄がバラバラでしたが、今年はタイヤ銘柄もグッドイヤーで同じということで、開発もかなり進むと思います」と服部は今季に向けて自信をみせる。

　また、小林も「昨シーズンは散々な成績だったので、今年に関しては同じタイヤメーカーになり去年とは違うしっかりした走りをして結果を出し、OTGモータースポーツの皆さんと喜び合えるようなシーズンにしたいと思います」と意気込みを語った。