30日、富士スピードウェイで行われたフォーミュラ・ニッポンのルーキーオーディションに参加したヘンキ・ワルドシュミットは午前を3番手、午後を2番手というタイムで終えた。ワルドシュミットは初めての富士、そして初めてのフォーミュラ・ニッポンマシンでのテストを「良いテストだった」と振り返っている。

 今回のフォーミュラ・ニッポンテスト参加は「TDPからコンタクトがあって実現したんだ」と語るワルドシュミットは、TDPドライバーとして今季SGフォーミュラからユーロF3に参戦してきたドライバー。TDPドライバーながら日本は初めてとのことで、当然富士スピードウェイも初走行。FN09も初めてと、新鮮な体験になった様子。

「僕にとっては初めての日本だったけど、良いテストだったよ。マシンはとても速かったけど、ステアリングが重くて、ドライビングは難しかった」と語るワルドシュミット。

「サーキットはとても美しいね。最初のセクションと終盤のセクションで印象が異なる。終盤はあんまりファンタスティックじゃなかったけどね」とセクター3に苦戦したようだ。

 そのワルドシュミットの走りをチーム・ルマンの山田健二エンジニアはこう評する。
「走り始めはウエットで、ブレーキも新品だったんですが、適応性がありますね。慣れてきたら全然問題ない。セクター1、2はチャンピオンカーに比べても遜色ない速さがある。最後のアタックでセクター3でミスがありましたが、あれでコンマ1〜8秒違うと思います。けっこうレベルが高いドライバーだと思いましたね」

 今回日本国内のレース関係者に存在感をアピールしたワルドシュミットだが、来季の計画は「今のところまだ何も決まっていないんだ。今のところ様子を見るしかないね」と語る。とは言え、山田エンジニアは「来年は何がどうなるかは分かりませんが、もし僕が使うことになったら、使ってみたいと思いますね。21歳で若いのにコメントもしっかりしています。楽しみなドライバーですね」と高評価を与えていた。

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