かねてよりドイツのトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)が開発を進めていたGT86のR3マシン『CS-R3』が8月21〜24日にかけて開催されるラリードイツでお披露目されることとなった。

CS-R3はWRC第9戦ドイツのゼロカーとしてデビュー、ドライブするのは以前ヤリスR1Aをドライブしたイゾルデ・ホルデリートだ。マシン自体はまだプロトタイプで、各部分の最終確認・調整の段階。今回、ゼロカーとして実際のラリーコースを走ることで、ホモロゲーション申請に向けた最終仕様の確認を行なう狙いもある。

CS-R3はドイツでのデビューに向けて、すでに様々な路面でテストを重ねている。マシンはR3レギュレーションによって各部をチューニング。トランスミッションは6速シーケンシャルを搭載、FA20エンジンはソフトウェアやカムリフトの変更などによって240〜250馬力を目標としているという。

気になる販売時期は2015年度の第1四半期。販売価格帯も他のR3マシンと同じくらいを想定しており、最終的な仕様決定ののちに発表されるという。

GT86 CS-R3暫定スペック

全長:4240mm
全幅:1775mm
ホイールベース:2570mm
エンジン:FA20水平対向NA
排気量:1998㏄
最高出力:240〜250馬力
ギヤボックス:6速シーケンシャル
サスペンション(フロント):マクファーソンストラット
サスペンション(リヤ):ダブルウイッシュボーン
ショックアブソーバー(前後):レイガー製3WAY
ブレーキ(フロント):4ポット
ブレーキ(リヤ):2ポット(FIA規定)
規定最低重量:1080kg

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