アクロポリスラリーでは、選手権リーダーのセバスチャン・オジエが序盤にリタイアする番狂わせに見舞われながらも、ヤリマティ・ラトバラが今季初勝利を果たしたフォルクスワーゲン・モータースポーツ。VWモータースポーツIIのアンドレアス・ミケルセンも、WRC自己ベストの4位に食い込んだ。そのVW陣営、フィニッシュ後にシトロエンレーシングが、ポロR WRCの車両違反を指摘した抗議したことには驚かされたという。

 最終的にイベントのスチュワードから棄却されたこの抗議は、VWがオーバーナイトパルクフェルメでポロR WRCにスペアバッテリーを搭載、朝のサービスパークを出る前に降ろしていた行動を、ルール違反だと指摘したもの。

 この抗議に対しVWは、こうした手法はWRCで何年も行われてきたものだと主張した。

 VWは、フィニッシュ後の月曜日の午前1時46分に声明を発表し、シトロエン・トタル・アブダビチームは当初、ラトバラ、ミケルセン、オジエの3台のポロに対して抗議を起こしたが、抗議の提出方法に不備があったとして却下されたことを明かした。

 その後、シトロエンはさらに2件の抗議を提出。ひとつはVWモータースポーツがエントリーしたオジエとラトバラに対してのもの。もうひとつは、セカンドチームのドライバー、ミケルセンに対してのものだった。

「このふたつの抗議も内容に不備があったが、スポーツコミッショナーには受理された」と声明は伝えている。

 この抗議に対し、スチュワードはVW、シトロエンの両サイドを召還。スチュワードのチェアマンは、リチャード・バーンズのコドライバーを長く務めたロバート・レイドだった。

 聞き取りと協議を経て、VWがスペアバッテリーの搭載に関してFIAのテクニカルデレゲートの合意を得ていたことが明らかになり、この抗議は正当性がないとして棄却。シトロエン側が上告を行わなかったため、リザルトが確定された。

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