2013年WRC第11戦ラリーフランスは、10月3(木)〜6日(日)の4日間で争われる。注目はこのラリーでの引退を表明しているセバスチャン・ローブ、そして1ポイント獲得でドライバーズタイトルが決まるセバスチャン・オジエだ。

 ベースはワインの産地として有名なアルザス地方のストラスブール。フランスでは長らくコルシカ島を舞台にしたツール・ド・コルスとしてWRCを開催してきたが、2008年限りでWRCから外れ、2011年からはインターコンチネンタル・ラリーチャレンジ(IRC。現在のヨーロッパラリー選手権=ERC)として開催が続いている。ラリーは地理的にもほど近いドイツと雰囲気が似ており、ワイン畑やワインディングを走るターマックラリーだ。

 今年は木曜日の最初のSSを、上位3名にドライバーズポイントが付与されるパワーステージとして開催。この地域はローブの地元と言ってもいいほどの場所で、最終日にはまさに地元の街であるアグノーのステージが用意されている。引退への花道でもある今年は、さらにローブの勇姿を最後に目に焼き付けようというファンが大勢集まるだろう。

 日本との時差は、フランスがサマータイム中のため、日本が7時間遅れ。パワーステージが行われるのは日本時間の23:30頃からとなる。以後、日本時間の夕方〜深夜にかけて熱戦が繰り広げられる。

 ドライバーズチャンピオンは、前戦で惜しくも1ポイントを取り逃したオジエが圧倒的に有利。それだけに、3位で1ポイントを獲得できる初日のパワーステージに注目だ(ただし、ラリーを完走しなければパワーステージのボーナスポイントは獲得できない)。

 シトロエンはローブとミッコ・ヒルボネンをワークスとして据え、ターマックを得意とし、ドイツで初勝利を挙げたソルドが控える。フォード勢はマッズ・オストベルグ、エフゲニー・ノビコフ、ティエリーヌービルの3名をノミネート。フォルクスワーゲンはオジエ、ヤリ-マティ・ラトバラ、アンドレアス・ミケルセンという恒例の3名だ。

 併催カテゴリーのWRC2は、ランキング首位に立つアブドラジズ・アル-クワリ(フォード)がスキップ。2位のロバート・クビカ(シトロエン)がエントリーしており、ここで一気にポイントを稼いでおきたいところだ。また、最新マシンであるフォード・フィエスタR5が4台エントリーしており、クビカと好勝負を繰り広げたエルフィン・エバンスも名を連ねる。

 WRC3はドイツに続いて6戦目の成立。フランス出身のセバスチャン・シャルドネがランキング首位で凱旋し、ライバルのキース・クローニンやクリスチャン・リーデマンといった優勝を挙げているメンバーもエントリーしている。

 10台がエントリーしているJWRCは、土曜日のSS14までの戦い。105ポイントでポンタス・ティデマンドが圧倒的首位に立っているが、JWRCは順位によるポイントに加え、SSベストの回数がそのままポイントとなるため、フランスでのマキシマムポイントは25+14=39。2位ホセ・シュアレスが欠場しているが、3位イェレイ・レメス、4位サンダー・パーンらにも可能性は残されている。

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