マクラーレンの2014年型マシンMP4-29の発表に際し、チームのメンバーは、ロン・デニスのグループCEOへの復帰に喜びを表した。新車発表に関するプレスリリースやビデオに、チームプリンシパルのマーティン・ウィットマーシュは登場しなかった。

 マクラーレンは先週、デニスがF1チームを管轄するグループCEOのポジションに復帰することを発表した。デニスは今後、チームの体制を見直し、変更を加えると述べ、チームプリンシパルのウィットマーシュの去就に注目が集まっていた。

 24日、マクラーレンの2014年型マシンが発表されたが、それに伴うプレスリリースやインタビューにはウィットマーシュが登場しておらず、正式な発表はなされていないものの、彼が退くことは確かなようだ。

 この日、ロータスのチームプリンシパルを務めたエリック・ブーリエがチームを離脱したことが明らかになっており、彼がウィットマーシュの後任になるものと考えられている。

 マネジングディレクターのジョナサン・ニールは、デニスはチームを率いるのにふさわしい人物であると語った。

「ロンを知る者なら分かるが、彼はかつてないほどに闘志を燃やしている。これまで以上に情熱を示しているのだ」
「これからの変化を彼は楽しみにしている。彼はこのビジネスの中で我々と共に大きな力を発揮している。マクラーレンを勝てる状態にすることに集中させるとともに、勝てるようになる方法についても考えている」
「確固たる展望と真に重要な目標に対する感覚、F1で勝利を収める方法となぜそれが重要なのかを見通せる者がいるとすれば、彼は間違いなくその条件を備えている。エキサイティングな時代の訪れだ」

 デニスがチームプリンシパルの座を退いた後にマクラーレンに加入したジェンソン・バトンは、実績あるデニスの復帰はチームにとっていいことであると語った。

「このチームはロンの指揮の下で何度もワールドタイトルを勝ち取った。アイルトン(・セナ)やアラン(・プロスト)やそれ以前にもね」とバトン。
「ロンとこのチームには素晴らしい歴史がある。彼は真のレーサーでありファイターだ。彼がこのチームを長年にわたって築き上げてきたんだ」
「ロンが再びこのチームの指揮をとるチャンスを得たことは、チームにとっても彼にとってもいいことだ。チーム全員がロンの下で立ち向かう2014年のチャレンジを楽しみにしている」

 

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