ジェンソン・バトンは、ハンガリーGPでマクラーレンが採った戦略が理解できないと語った。チームは途中で3回ストップ戦略に変更、ピットストップのたびにバトンは順位を落とし、最終的に6位でフィニッシュした。

 バトンは一時ルイス・ハミルトンとロメイン・グロージャンに近い位置で3位を走行していたが、チームは3回ストップに切り替えることに決め、バトンは渋滞の中で走ることになり、タイヤを生かして順位を上げることができなかった。

 最後の2回のピットストップの直前にはタイヤはまだいい状態だったとして、バトンはチームの戦略が理解できないと語った。

「あそこで何が起こっていたのか僕には分からない」とバトン。
「最初のピットストップの後にはまだ上位勢が近くに見えていただけに奇妙に感じる。僕らチームは3回ストップで行くことに決めて、早めにピットに入った。そして2度ともトラフィックの中に戻ることになった。だから不思議なんだ」
「タイヤはまだいい状態だった。チームは順位を上げようとしていたんだと思うけど、コースに復帰した時に渋滞の中に入ってしまった。普通はピットストップした後は前が空いたところに戻るものだけどね」
「その後のピットストップでもそうだった。いいレースじゃなかったね。2度も同じことが起きたんだから、ここから学習しなければならない。僕らは戦略をうまくやれなかった」

「タイヤがまだいい状態なのに、なぜ毎回早めにピットインすることにしたのか分からない」
「僕としては(タイヤに苦しむことになるとは)思わなかったけど、彼らはそう思っていたようだ。ペースが遅くもないのに2度も早めのピットインをして、渋滞の中に戻った。それで上位勢と戦うことができなくなった。コース上の位置関係について少し考え違いがあったんだろう。ピットストップをするたびに順位を落としたからね」

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