昨年の9月にパリモーターショーで、噂に上がっていたWRカーをアンベールしたヒュンダイ。その後、具体的な形が明らかにされることがなかったが、ドイツ・フランクフルト郊外にヒュンダイモータースポーツを設立、ミシェル・ナンダンがチーム代表に就任し、フル参戦開始の時期も2014年とアナウンスしたことで、ようやくその本気度が見えてきた。

 ヒュンダイはこれまでにもWRCへのワークス参戦経験があり、1998年からF2マシンで2年間経験を積んだ後、2000年は3ドアモデルのアクセントをベースにWRカーを製作してステップアップ。2003年中盤まで参戦した。

 ヒュンダイモーターのエクゼクティブ副社長兼COOのイン・タクウクは「ヒュンダイは、WRC復帰に向けて盛り上がっている。そして、単に参戦するだけではない、勝つために参戦する」と語る。「ヒュンダイとWRCの形は完璧にマッチしており、我々のレースでの経験は、そのまま量産車のパフォーマンスやハンドリングの向上につながっていくだろう」

 ヒュンダイはWRCを、成長過程にあるブランドのエキサイトメントとダイナミズムを国際舞台でアピールするためには、絶好のプラットフォーム。WRCのスリルとスペクタクル感に最新の技術が加わることで、ヒュンダイのブランド力が強まっていくと位置づけているという。

 一方、フル参戦復帰までの流れについてナンダンは、「当面は、暫定版のi20で重要なコンポーネントのテストを行い、フル参戦への準備を整える。2013年はこの作業に費やし、2014年の参戦復帰を目指す。今年は他にも決めなくてはならないことが山積みになっている。特に、ドライバー選択は重要だが、それには時間と努力が必要だ。同時に、2013シーズンのWRCがどのように展開していくかにも、注視していく」

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