モナコGPでマルシャにF1初ポイントをもたらしたジュール・ビアンキは、今週末のリザルトがチームの純粋な進歩によるものだと述べ、決して運だけで手にしたものではないと主張した。

 ビアンキは、ギヤボックス交換によるグリッド降格ペナルティで21番手スタートを強いられたものの、完走14台と荒れたレースを9位でフィニッシュ。チームに初のコンストラクターズポイントをもたらすとともに、自身のF1キャリアにも新たな一歩を刻んだ。

 ビアンキの9位チェッカーは、ライバルが8台もリタイアしたことが影響したことも確かだ。しかし彼は前戦スペインGP以降、チームがMR03を進化させたことを強調している。
「僕らは、バルセロナテストでマシンを一歩前進させた」とビアンキ。
「それによってマシンのバランスがはるかに良くなったし、それがこのレースもうまくやれた理由さ」
「だけど、今は地に足をつけていく必要がある。ポイントを獲ったのはいいけど、幸運がなければポイント圏内にいることはできないだろうからね」
「だから僕らにはまだ改良の余地がある。今夜少し落ち着き、マシンの改善に取り組み続けていかなければならないね」

 またビアンキは、土曜日の予選でQ2進出争いができたと感じており、レースペースも今後に期待の持てるものだったと述べている。
「全員にとって大きな励みになるものだよ」とビアンキ。
「予選では、Q2進出をかけて争うことができたと思う」

 ビアンキの9位入賞により、マルシャはコンストラクターズランキングでザウバーを抜いて9位に浮上した。

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