トロロッソのマックス・フェルスタッペンは、現在のF1ペナルティポイントシステムは決勝中のオーバーテイクの妨げになるとして、修正すべきだと主張した。

 フェルスタッペンはF1デビューイヤーの今年、ペナルティポイントを8ポイント科され、あと4点でレース出場停止という状況にある。

 2014年に導入されたペナルティポイント制度は、運転免許のように規則違反を犯すたびにポイントが加算されていき、12カ月の間に12ポイントに達すると1レース出場停止となるというシステム。今のところこれによって出場停止になったドライバーはいない。
 ペナルティポイントは与えられてから12カ月たつと抹消される。また1戦出場停止になると12ポイントが取り消されることになっている。

 フェルスタッペンが現在科せられているペナルティポイントは、モナコでロマン・グロージャンと接触(2ポイント)、ハンガリーでセーフティカー出動時のスピード違反(3ポイント)、アブダビでジェンソン・バトンとのバトルの中でランオフにはみ出してアドバンテージを得たこと(1ポイント)、ブルーフラッグを無視したこと(2ポイント)により、合計8ポイントに達している。

「残念だよ。彼ら(F1上層部)は僕らがレースをするのを邪魔すべきじゃない」とフェルスタッペン。

「今となってはどうしようもない。もう少し慎重に行動しなければならない」
「(でも)オーバーテイクしたいのに、相手と接触するのを恐れて引かなければならないなんて。そんなことをファンが望んでいるとは思わない」

「このシステムは修正すべきだと思う。それは僕の仕事じゃないけど。ペナルティポイントが溜まると出場停止になるという形じゃなくて、もっと違う方法で対策すべきなんじゃないかな。例えば罰金とかね。それだってきついけど、出場停止とは違う。そんなことになったらキャリアに傷がつく」

 出場停止を恐れてオーバーテイクを控えるようなことはしないが、最初のペナルティポイントが消える5月まではもう少し慎重に行動するとフェルスタッペンは述べた。

「(2016年)序盤数戦は注意しないと」とフェルスタッペン。
「誰かと当たる可能性があるようなときには残念だけどそういうアクションは取れない。とはいえなんとかオーバーテイクするつもりだけどね」

 グロージャンとのクラッシュでは危険という批判も受けたフェルスタッペンだが、そのオーバーテイク能力は総じて高く評価されており、ベルギーGPでのフェリペ・ナッセへのオーバーテイクに対し、FIAから「アクション・オブ・ザ・イヤー」の賞が与えられている。

 Sky Sports集計によると、現在最もペナルティポイントが溜まっているのはフェルスタッペンの8点、以下パストール・マルドナドの6点、ニコ・ヒュルケンベルグ、グロージャン、マーカス・エリクソンの4点、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンの3点と続いている。

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