マクラーレンが、2013年9月2日、チーム設立50周年を迎え、マクラーレン・テクノロジーセンターで祝賀会を行う。
当時26歳のドライバー、ブルース・マクラーレンが自分の名前を冠したチーム、ブルース・マクラーレン・モーターレーシング・リミテッドを正式に設立したのは1963年の9月2日だった。
サリー州ニュー・モルデンで少人数でスタートしたチームは、次第に規模を拡大し、現在はウォーキングにマクラーレン・テクノロジーセンター(MTC)を構え、従業員は2000人を超えている。
ブルース・マクラーレンが彼のチームを初めてF1に参戦させたのは1966年モナコGP、それ以降、F1チームの中でマクラーレンは最も数多くの勝利、182勝を挙げている。
チームはその歴史の中で、エマーソン・フィッティパルディ、ジェイムズ・ハント、ニキ・ラウダ、アラン・プロスト、アイルトン・セナ、ミカ・ハッキネン、ルイス・ハミルトンといった偉大なドライバーたちを輩出している。
50周年を迎えたマクラーレンは、リリースの中で以下のように述べている。
「50周年はまだスタート地点であり、今後さらに野心的に成長を目指していく」
「世界で最も活力に満ちたハイテク会社のひとつとしてのポジションを、今後さらに確立させていく」
現在チームに所属するジェンソン・バトンは、「マクラーレンのドライバーであることを僕は常に誇りに思い、それを表してきた」と述べている。
「僕はこのチームが、アイルトン・セナや僕のレーシングヒーロー、アラン・プロストと共に偉業を成し遂げていくのを見ながら育った」
「このチームの勝利への気持ちの強さは他に例がないほどのものだ。安心してほしい。僕らはすぐにトップに復帰する」
セルジオ・ペレスは、自分にとってマクラーレンは幼いころから尊敬の対象だったと語った。
「子供のころからF1の世界に入るまで、僕にとってアイルトン・セナがヒーローだった。当時から僕はマクラーレンを心から尊敬していた」
「僕が生まれた時から今までずっと、彼らはレースに勝ち、タイトルを取り続けている。常にF1の中でベストのチームであり続けているんだ」
2日、チームはMTCで約2000人のスタッフを集めて祝賀会を行い、過去のマクラーレンのマシンをバトンやペレスによって走らせる。また今週末のイタリアGPでも、チーム50周年を祝う予定だということだ。
