マクラーレン・ホンダが今季初めて予選Q2に進出したバーレーンGP。レースでは今季2度目の11位完走を果たした。10位のフェリペ・マッサはダメージを負っていて本来のペースではなかったが、フィニッシュ時点でマッサとフェルナンド・アロンソの差は3.9秒。順位は開幕戦と同じだが、オーストラリアGPより前進したと言える内容だった。

 この前進の原動力がホンダのパワーユニットの改善にあったことは言うまでもないが、マクラーレン・ホンダは車体側も、ほぼ毎戦アップデートパーツを投入し、進化を重ねている。第3戦中国GPではディフューザーなどを変更した新しいフロアを投入。ただし、ひとつしか用意することができなかったため、中国ではジェンソン・バトンのマシンに装着された。

 そして中国から連戦のバーレーンGPに、マクラーレンは新しいフロアをもうひとつ持ち込んだ。ただしフリー走行1回目(FP1)には間に合わず、フリー走行2回目(FP2)からアロンソが使用することになった。通常、新しいパーツはFP1で試し、そこで採取されたデータを見てFP2に使用するかどうかを決める。しかし、ウインターテストでトラブルが続いたマクラーレン・ホンダはトラック上での走行データが十分ではなく、開幕してからテストで試せなかったメニューを次々とこなす日々が続いているのだ。

 アロンソも「いまは、まだ勝負できる状態ではなくテストしているようなもの。だから結果よりもしっかりとデータを取ることが大切」と語り、レースへ向けたロングランを行うFP2から新しいフロアを使うことにも納得していた。

 新フロアはディフューザー部分の両端が前方に少しだけ回り込むデザインに変更されている(写真:赤い矢印)。これに伴い、ディフューザーに並行して装着されているカラーも前方へ湾曲している(写真:黄色い矢印)。これはコーナリング時に変化するダウンフォース量に対応したアイデアだと考えられ、レッドブルから移籍してきたチーフエンジニア、ピーター・プロドロモウのもと開発されたものだ。

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