メルセデスパワーユニットのカスタマーチームは、7トークンを入れて改良された新仕様のPUがいつ供給されるのか、まだ決定していないと語った。そのためペナルティなしにこれを搭載できるかどうかも分からないという。

 メルセデスは今シーズン中に使える7トークンすべてを使用してアップグレードしたパワーユニットを、イタリアGPでワークスチームのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのマシンに搭載した。ロズベルグのエンジンにはトラブルが発生し、使い込んだ旧スペックに戻さなければならず、結局決勝フィニッシュまであと3周というところでこのエンジンは息絶えてしまった。

 一方でハミルトンはポール・トゥ・フィニッシュを飾り、アップグレード版エンジンの性能は素晴らしいとライバルチームが驚嘆の声を上げていた。
 レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナーは、「金曜から恐るべきパフォーマンスに見えた。彼らの進歩は大きいと思う。非常に気がかりだ」と述べている。

 イタリアで新スペックを使用したのはワークスチームだけだった。カスタマーチームのウイリアムズ、フォース・インディア、ロータスにいつ提供するのかはメルセデスが決定することであり、まだ予定は決まっていないということだ。

「ワークス・メルセデスチームはパワーユニットをアップグレードした。我々もぜひそれを搭載したい」とウイリアムズのヘッド・オブ・パフォーマンスエンジニアリング、ロブ・スメドレーが語った。

「大きな前進が見られたと思う。ルイスは非常に速かった」
「我々は今シーズン中にあと1基パワーユニットを使う。それが新しい仕様のものなのかどうかは何とも言えない。今、話をしているところだ」
「今年中に使うことができれば、大きなアドバンテージになる」

 ウイリアムズのパワーユニットの使用計画はワークスメルセデス同様に順調で、カナダとイタリアで新しいエンジンを載せ、ここまでで3基を使用、あと1基をペナルティなしで使うことができる。

 マッサもアップグレード版パワーユニットのパフォーマンスを高く評価している。
「すごく大きく進歩したみたいだ。いつ僕らが使えるのか分からないけれど、早く使いたい」とマッサは語った。

 ロータスのチーム副代表フェデリコ・ガスタルディも、メルセデスの判断を待っているところだと認めた。
「彼らからの連絡を待っているところで、(いつ提供されるのか)正直言って分からない」
「我々が決められることではないのだ。いつ準備が整うのかを知りたい」

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