21日、鈴鹿サーキットで開催されたWTCC世界ツーリングカー選手権日本ラウンドの予選で、15番手で無念のQ1敗退を喫した伊沢拓也(ホンダ・シビック)は、手応えを感じながらの結果に悔しさをにじませた。

 今回、WTCC鈴鹿ラウンドでワークスのホンダ・チームJASからシビックWTCCを駆り、世界選手権デビューを果たした伊沢。日本のスーパーGT、スーパーフォーミュラではホンダの“エース格”と呼ばれるまでに成長し、待望のWTCC参戦を迎えた。

 迎えたフリープラクティス1で、伊沢はティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビック)に続き2番手につける快走をみせる。この活躍に、海外サイトも“ホンダのゲストドライバーが驚きのポジションでイバン・ミューラーの前へ(WTCC公式サイト)”、“スーパーGTのウイナーがモンテイロに続き総合2番手に(英autosport.com)”と賞賛した。

 迎えた予選。伊沢は一度目のアタックを決めるも、その後微妙なコンディションの変化でタイムを伸ばすことができず。惜しくもQ2進出に届かない15番手で予選を終えることとなった。

「とても悔しい気持ちです。1回目のアタックはとてもいい感じで走れました。しかし、2回目、3回目ではマシンにこれまでにない挙動が出て、それをうまくリカバリーできず、タイムを伸ばせませんでした」と伊沢は予選を振り返った。

 伊沢の走りについて、ホンダの堀内大資WTCC開発プロジェクトリーダーは「残念な結果に終わりましたが、その差はほんの少しですので、明日のレースに期待したいと思います」と期待を込める。

 明日の決勝は、抜きどころが少ない鈴鹿東コースでのレース。とは言え、オーバーテイクは決して不可能ではない。

「フリープラクティスからいい流れできていたので、『いける』という自信があっただけに、本当に悔しいです。明日のレースは少しでも上のポジションを狙って、攻めていきたいと思います」と伊沢は決勝に向けて気持ちを新たにした。

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