更新日: 2017.04.05 21:54
ラトバラ「僕にとっては特別なイベント。結果へとらわれず集中」/WRC第4戦事前コメント
■シトロエン/シトロエン・レーシング
●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)
「第3戦メキシコで優勝したけれど、第4戦ツール・ド・コルスでは新たな困難に直面する。僕にとっては、もっともチャレンジングなターマック(舗装路)イベントなんだ」
「去年、スポット参戦した時はSSを楽しみながら走ることができたし、細かなミスがなければ優勝争いにも絡めていたと思う」
「自信を持ってコルシカ島に乗り込むとは言えないけれど、事前テストで行ったことには満足している。マシンは調子が良いし、ハンドリングも安定していた」
「超接近戦の優勝争いになるだろうから、ラリーのスタートが楽しみだよ」
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)
「長年、ツール・ド・コルスに挑戦して、コースは熟知しているし、このイベントが好きなんだ。ただ、チーム内で、もっともツール・ド・コルスでの経験が豊富なのは自分だと知った時は驚いたよ」
「予測できない天候や均一ではない路面など、コルシカ島のコンディションは(故郷の)アイルランドと似ている点が多いんだ」
「去年、自身初めてのWRCターマックイベントとしてツール・ド・コルスに出場したけど、良い感触を得られた。今年はどれだけ自信を持って新型WRカーを操れるかが、ポイントになると思う」
「マシンとステージ、両方に自信を持って臨むことができれば、結果はついてくるはずだ」
●ステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 WRC)
「ラリー・モンテカルロやラリー・フィンランドと同様、このツール・ド・コルスもWRCには欠かせない1戦だ。2015年に初めて参戦した時は、土砂降りの雨でまったく良い思い出はないけどね!」
「僕はまだ新人で、経験も不足しているから難しい戦いになるだろう。それでも好成績を目指して、100パーセントの力で挑む」
「事前テストがターマックでの経験不足を補ってくれるはず。C3 WRCのハンドリングは、まるでレーシングカーのようだったよ」
■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
「僕にとってツール・ド・コルスは特別なイベント。1986年のヘンリ・トイボネンの事故も含め、フィンランド人ドライバーにとって、なかなか結果が出せない難しいラリーだったから、(2015年に)自分がこのラリーで勝てたことは非常に大きな意味があった。しかし、今は状況は変わっているし、ラリーはより安全になっている」
「2日間で380kmを走行したテストは非常にうまくいった。初日は道幅が狭く凹凸の激しい道、2日目は高速で平らな道と、本番で想定される両方の条件でテストした。ダンパーのセッティングをいくつかトライしながら、両方の条件に合う良いセッティングに到達したよ」
「(第1戦)モンテカルロを走って、ヤリスWRCのターマックでのポテンシャルはある程度分かっていたけれど、今はモンテカルロの時よりも、さらに良いフィーリングになっている」
「ただ、これまでの3戦で分かったように、ライバルたちもとても強いので簡単にはいかない。ここまで着実に行ってきたように、過度に結果へとらわれず、ラリーごとにクルマを改善していくという目的に向かって集中を続ける」
●ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)
「体調を崩していた前回よりずっと調子がよく、ターマックに戻る今回のラリーがとても楽しみだ。昨年、ここでレッキ(事前走行)はしたが、ツール・ド・コルスには1度しか出たことがなく、それもかなり前のこと」
「そのため、クルマのセッティングに関しては、ヤリ-マティ(・ラトバラ)のアドバイスに頼り、その結果、とてもうまくいっているんだ。モンテカルロと極めて近いフィーリングだけど、モンテカルロの時と主な違いはタイヤだね」
「このタイヤで、特に長いステージでベストな結果を出せるようにテストでしっかり学習した。メキシコで、粘り強く戦えば、悪条件のなかでも良い結果が出せることが分かった。そしてそれは、『もっといいクルマを作り続ける』というトヨタの考えにも通じるところがあると思っている」