「最終ラップでは空腹のフランス人(セバスチャン・ローブ)がバンパーを食べようとしてきたけど、彼はファイターの前に公正なレーサーだ。僕は(ポジションを)守ることができたし、とても楽しい戦いだった」とエクストローム。

 対するローブも、そのコメントに呼応するかのように決勝の充実したバトルを振り返った。

プジョー208WRXは「Q3では遅い車に引っ掛かったが、良いセットアップが見つかった」とローブ
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「素晴らしい決勝だった。マティアス(・エクストローム)がいくつかミスを犯したので、そこで近づこうとトライし、最後まで横並びのバトルができたけど、オーバーテイクをするにはさらなるリスクが必要だった。マティアスの言うように僕はフェアであることが信条だから、今日は彼が勝利に値するよ」

今季からエクストロームのチームEKSに加入したレニス・ニテッシュは殊勲の決勝進出
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 続く3位に入ったのは、Q3ではスポッターとの連携ミスでジョーカーラップが未消化となり30秒ペナルティを受け、Q4でも敗退となっていたクリストファーソンのポロGTI RX。

「決勝は状況を改善できて良かった。本当はペター(・ソルベルグ)の背後にとどまる作戦だったけど、彼の左リヤタイヤが不運にもスローパンクチャーを起こしたので、3周目にパスした。つまり、僕に残されたのは3周だけだったけど、ティミー(・ハンセン)を仕留められて良かった」

「僕らはバルセロナ以来、マシンに改良も施してきたし、このイベントでフォルクスワーゲンにシーズン初の表彰台をプレゼントできたことはうれしいよ」

 これで選手権ポイントは首位エクストロームが58ポイントとなり、14ポイント差でクリストファーソン。3位にソルベルグとPSRX勢が続いている。

 次戦第3戦は5月5~7日のドイツ・ホッケンハイムとなり、エクストロームは同地で開催されるDTMドイツ・ツーリングカー選手権との“ダブルエントリー”を予定している。

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