続くデイ2は、早朝のSS7でカエタノヴィッチがベストタイムを叩き出し快調にスタートした一方で、前日のトップ2にそろって不運が襲う。

 アル-アティヤのフォード・フィエスタR5は、最初のステージでエンジンが始動せず。パワーステアリングの配線をリセットするなどし、再始動までに2分を失う痛いトラブル。

デイ2最初のステージで、まさかのトラブルに泣いたダカール王者は「これもラリー」と達観
デイ2最初のステージで、まさかのトラブルに泣いたダカール王者は「これもラリー」と達観

 その間に首位に浮上したマガラエスも、ファビアのシーケンシャルシフターに不具合が生じ、ギヤセレクトが不規則となる。また、ワイパーの不動、スタートのエンジンマネジメント機能停止など、電装系のトラブルが次々と襲いかかり、この日3つ目のステージを終えるまでに首位陥落。これでカエタノヴィッチが労せずしてラリー・リーダーに躍り出た。

 そのまま残る3つのSSすべてでベストタイムをマークしたカエタノヴィッチが、2016年のアクロポリスで喫したロールオーバーの雪辱を晴らす今季初勝利。

 カエタノヴィッチはこのラリーの直前、テストでのクラッシュによって負傷欠場となっていた第2戦勝者のアレクセイ・ルキヤナクのネームステッカーを貼ったマシンで、アクロポリスのポディウムに上がった。

3位ポディウムを獲得したのは、ポーランド人のグジェゴシ・グルジフ
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「素晴らしいフィーリングだった。僕らを信じてくれたみんなに感謝したい。マシンにも、肉体的にも、それと精神的にも、これまでのキャリアで最も難しいラリーのひとつだったけれど、同時に最高にクレイジーで美しいラリーだった」とカエタノヴィッチ。

 2位には電気系トラブルを抱えたマシンをなんとかフィニッシュまで運んだマガラエスが入り、選手権ポイントでカエタノヴィッチを21ポイント突き放して首位に立った。

 ERCヨーロピアン・ラリー選手権の第4戦は、6月17~18日に同じく地中海に浮かぶ島国キプロスを舞台に開催。首都ニコシアを中心とした市街地とグラベルステージが待ち受ける。

ERC2はミツビシ・ランサーエボリューションⅨのゼリンド・メレガリが制した
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ERC3はU27エントリーのカストロール・チーム・ターキー、ブグラ・バナツのフォード・フィエスタR2Tが勝利
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