「シェイクダウンでは、スピード域が高いコースに向けて主にエンジンに関する準備を進めてきたが、すべて計画どおり」と語るのは、チーフエンジニアのトム・フォウラー。

「夜に行われたスーパーSSは雨でとても滑りやすかったため、我々のドライバーは皆、注意深く走行した。勝負はスーパーSSで決まるわけではないから、大きなリスクを負うべきではない。ラリーの本当のスタートは明日だからね」

「エサペッカ(・ラッピ)のクルマに発生した問題に関しては原因をほぼ把握しているので、明日のスタート前のサービスで解決を試みる」

 ラトバラは「スーパーSSのスタートでは小さなミスをしたが、クルマのフィーリングはよくなり、順位もいい位置につけられた。明日以降が楽しみだ」とコメント。

エンジンに不調を抱えながらの走行となったエサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)
エンジンに不調を抱えながらの走行となったエサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)
ユホ・ハンニネンはジャンプスタートでタイム加算を受け、初日34番手
ユホ・ハンニネンはジャンプスタートでタイム加算を受け、初日34番手

 ラッピも「スーパーSSではエンジンに小さな問題が発生したけど、エンジニアは明日のスタートまでにきっと問題を解決してくれる」としたほか、ハンニネンは「ジャンプスタートにより10秒のペナルティを受けてしまったのは残念だけど、遅れを取り戻せるように明日以降頑張りたい」と語った。

 30日(金)の競技2日目はサービスパークを起点に、ミコワイキの東側エリアで9SSを実施。このうちSS2~9はグラベル中心のステージ、SS10はSS1と同じコースでスーパーSS形式で行われる。

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