前戦ノルウェーのアクシデントで右足を負傷した影響を感じさせないドライビングで、見事なトップチェッカー。今季3勝目を母国ファンの前で決め「本当に良い気分だ」と、喜びを語った。

「2連勝というのは特別で、当分は忘れらない感覚だね。チームと一緒に正しいセットアップを見つけ出すことができたし、PSRXにとっても完璧な週末になった」

「WorldRXとSTCC(スカンジナビアン・ツーリングカー選手権)を含めて6回のポディウムを獲得できたわけだから、すぐに何かを変える必要はなさそうだ」

不在のマティアス・エクストロームに対し、バッケルド、ローブがそれぞれ選手権ポイントを縮めた
不在のマティアス・エクストロームに対し、バッケルド、ローブがそれぞれ選手権ポイントを縮めた

「でも、ラリークロスはつねに何かが起こり得るスポーツだから、安全に物事を進めていく必要があるんだ」

PSRXのVWポロを最後まで追い詰めたフーニガンのアンドレアス・バッケルド
PSRXのVWポロを最後まで追い詰めたフーニガンのアンドレアス・バッケルド

 一方、今季最上位となる2位表彰台に上がった隣国ノルウェー出身のバッケルドは「とても満足しているけど、同時に(2位は)最初の敗者でもある」と振り返った。

「このホルヘのトラックは本当に僕に合っていて、かつてはホルヘから1時間しか離れていないトースビーという町にも住んでいたんだ。たくさんの友人やファンが集まってくれて、群衆のなかから多くの支持とサポートを得られるのは本当に素晴らしい体験だった」

「次戦カナダまでは1カ月のブレイクになるので、僕らは速さを上積みできるはずだし、絶好調で信じられないほどのドライビングを見せているヨハン(・クリストファーソン)にとっては、この休みがかえって不安要素になるかもしれないからね」

 そして最後のポディウムとなる3位を確保したローブは、イベント後の水曜にはダカール・ラリーの前哨戦となるシルクウェイ・ラリー参戦のためロシアに飛ぶ予定となり、カナダ戦前に「ラリークロス向けのテストをすることは不可能だろうし、(クロスカントリー・ラリーとは)まったく性質の異なる競技だから、カナダ戦はぶっつけ本番になるだろうね」と、少々弱気なコメントを残した。

 そのカナダでの第8戦トロワ-リヴィエールでのイベントは、8月4~6日の開催が予定されている。

STARDのヤニス・ボウムニス(左)は今季初のファイナル進出
STARDのヤニス・ボウムニス(左)は今季初のファイナル進出
大観衆の前でスポット参戦を果たした地元オルスバーグMSE勢は決勝進出ならず
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