2月11日〜14日に開催されるWRC世界ラリー選手権第2戦スウェディッシュだが、このところの北欧は暖冬により気温が高く、雪や氷がない異常事態となっている。セレモニアルスタートを前に、王者セバスチャン・オジエはラリーをキャンセルにするべきだと語った。

 伝統的に2月に開催されるスノーラリー、スウェディッシュ。ラリーカーはスタッドを装着したタイヤで雪に覆われたラリーを戦うことになるが、この暖冬で雪や氷がなく、今年はグラベル路面がむき出しになった状態となっている。気温が低下した月曜日に、オーガナイザーは短縮されたスケジュールを発表したが、レッキの初日を終えたオジエは、スウェーデンの地元紙に対して「ラリーは開催されるべきではない」と語った。

「僕たちが走ることができるのは、(金曜日に一部のルートがある)ノルウェーだけだ。そこでスプリントのラリーをすることならできる。だけど、残りは完全にグラベルラリーなんだ。間違いなく安全ではないよ。そこで競技を行ったら、我々はすぐに(タイヤの)スタッドを失ってしまうだろう。本当に危険なんだ」

「僕たちがいまレッキをしていることが理解できないね。我々は理由もなく道を破壊しているんだ」

 オジエはオーガナイザーに対しては同情の余地があると言うが、それでもラリーを行うことは危険だと強調した。

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