■シトロエン/シトロエン・レーシング
●ステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 WRC)
「忘れるのは簡単だけど、これが今年一番の長旅だ。前もって時差のことを考えて対処しなくてはならない」
「2015年に僕はレッキのため初めてここに来た。そうしたらマッズ・オストベルグにアクシデントがあって、直前になってチームから代役を依頼された」
「僕たちにはラリー用の装備がなかったから、数時間のうちに急ごしらえの装備をかき集めなければならなかった」
「準備不足にもかかわらず、僕は全体的にまずまずのタイムを出すことができたけど、一方で熱帯雨林でのステージをこなすのに苦労していた」
「皆、シーズンを好調のうちにフィニッシュしたいと思うものだ。僕としては、ラリー・スペインでのレベルを目指したい。あのときはトップのドライバーたちから1kmあたりコンマ2秒以内のタイムを出していた」
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)
「よく僕が言うように、オーストラリアは第二の故郷だよ! 僕の親族がパースに住んでいるし、そこにはオーストラリアでも大きなアイルランド人のコミュニティがある」
「だから、ここには友達やサポーターがたくさんいるんだ。ヨーロッパ以外での2度目のラリーを始めるのが待ちきれないよ」
「コース全体のことを学ばなければならないから、簡単でないことはわかっている。前年とあまりコースが変わっていないイベントではそれは不利になことだからね」
「でもステージは壮大だし、C3 WRCのここ数戦でのパフォーマンスを考えると前向きな気分になるよ。2017年をポジティブに終えたい」
●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)

「ラリー・オーストラリアには3度出場していて、とても良い思い出がある。2015年に、フォルクスワーゲンに奪われるまでは2日間にわたって首位の座にいたことがある。最終的に総合3位になったけれど、とても良い結果だった」
「今年のステージのうち、昨年もコースに含まれていたステージのいくつかは僕が経験したことのないものだけれど、それは大きな問題ではない。こうした道路から良い感触を得ているからね」
「他のどこにも見られない特徴がここにはある。たとえば、ジャングルの木々の背が高いので、枝の間から太陽の光が差し込み、ストロボ効果を生み出してしまう」
「光の加減が変わると道路の状況を読み取るのが難しくなる。また(SS9)ナンブッカのスピードテストをやるのが楽しみだ。僕に言わせれば、シーズンのなかでも最高のステージのひとつだよ」
「直近のグラベルラリー2戦でのパフォーマンスを考えれば、僕たちは優勝か近いところまでいけると思うよ」
■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
「ラリーの開幕がとても楽しみだ。通常ラリー・オーストラリアは温暖かつ溢れる陽光の下で行われるため、1年を締めくくるのには最適なイベントなんだ」
「ステージは全体的に高速で流れるようなコーナーが続き、いつも楽しみながらラリーを戦っている。今年は、いくつか新しいセクションや、しばらくWRCで使われていなかった道を走行するようだね」
「前戦のラリー・グレートブリテン(ラリーGB)では少し苦戦したが、オーストラリアのSSはヤリスWRCに合っているはずだ」
「私としては表彰台を目指して全力を尽くして戦うつもりだし、その結果として、優勝争いに加わることができれば最高だね」
●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)
「ラリー・オーストラリア最大の特徴は、道の表面が滑りやすいルーズグラベル(砂状の砂利)で覆われていること。最初にSSを走る選手はルーズグラベルを“掃除”しながら走行するため不利となり、出走順が遅い選手のほうが有利になる」
「しかし、何よりも重要なのは、レーシングライン上から外れないようにドライブすることだ。また、タイヤのマネージメントも重要な要素になる」
「1本のSSを2回走る場合、2回目の走行時は下から硬い路面が露出するためタイヤに大きな負担がかかる。そして、気温が高くなると、タイヤにより多くの注意を払って走る必要があるんだ」
「我々にとってラリー・グレートブリテンは望ましくない結果になってしまったが、オーストラリアはきっと良いラリーになると思っている。良い形でシーズンの終わりを迎えられるように頑張るよ」
