1月に迫った2018年シーズンに向けては「数カ月前から準備を始めていて、デザインスタジオやワークショップ、テスト走行などでC3 WRCの開発作業を進めている」と明かしている。
「そこで開発したアップデートの一部を(2017年に)先行投入したし、そのほかのアイテムもホモロゲーションを待っている段階だ。クリストフ・ベッセ率いるテクニカルチームは、マシンのどの部分を改良するべきなのか、しっかりと把握している」
「そのおかげでラリー・スペインやラリーGB、ラリー・オーストラリアで、我々のマシンは競争力を発揮できた」
なお、2018年に起用するドライバーについて、マトンは「近日中にプランをお知らせする」と述べるにとどまった。
シトロエンは8月、WRC9連覇を達成しているレジェンド、セバスチャン・ローブを招集してテストを実施。ローブにC3 WRCを託し、グラベル(未舗装路)/ターマック(舗装路)でのテスト走行を行った。
現在、ローブはプジョーの一員としてダカールラリーやWorldRX世界ラリークロス選手権で活動しているが、2018年はシトロエンからWRCに復帰するとも報じられている。
ローブ起用の噂について、マトンは明言を避けながらも「セバスチャン・ローブが(2018年第1戦)モンテカルロに出場しないことだけは、お知らせしたい」とした。
「ラリー・モンテカルロの開幕(1月25日)は、(ローブが参戦する)ダカールラリーの最終日(1月20日)からインターバルが短く、ローブが真価を存分に発揮できないと判断した」