チーフエンジニアのトム・フォウラーは「今晩のスーパーSSでは1、2番手タイムを刻むなど良いスタートになったが、本当の戦いは明日から」と気を引き締める。

「朝のシェイクダウンは、高速セクションと低速セクションがあり実際のラリーのSSと似たようなコースだったから、プレイベントテスト後に実施したいくつかのセッティング変更を確認する場として活用した」

「すべてのクルマはそれぞれ異なる時間帯に走行したから、タイムはあまり参考にならないが、自分たちのパフォーマンスには満足しているよ」

「去年、このラリーで優勝した後、我々は改善を続けてきたが、他のチームもそれは同じだと思う。気を引き締めてラリーに臨みたい」

オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)

 総合首位につけたタナクは「明日からの天気次第でベストなセットアップは変わるため注意する必要があるけど、クルマは良いフィーリングだ。明日から始まる、ラリー・スウェーデンらしいコースを走るのが今から楽しみだよ」とコメント。

 今大会で通算5度目のラリー・スウェーデン制覇がかかるラトバラは「最初のSSで速いタイムを刻むことができ、とても良いスタートになったから、この調子を保ち続けたい。シェイクダウンのコースは、明日以降のSSとよく似ていて、セッティングを少し変更したところクルマのフィーリングはとても良くなった」と述べている。

 競技2日目となる16日(金)はサービスパークが設けられるトルスビューのサービスパークを中心にSS2~8の7SSで争われる。

 このうちSS2~3、SS5~6は隣国ノルウェーが舞台となるほか、SS4/7はスウェーデンをスタートし、途中ノルウェーへ入国、フィニッシュはふたたびスウェーデンで迎えるという2カ国をまたぐステージ構成が特徴だ。

 全7SS合計の走行距離は140.1km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は548.1kmとなっている。

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